皮膚セミナー

皆さん、こんにちは
看護師の小川です

先日、院内でビルバックによる『皮膚セミナー』が行われました

犬や猫の皮膚の構造は、表皮・真皮・皮下組織から成り、CIMG7119.jpg
さらに内側から基底細胞層・有棘細胞層・顆粒細胞層・角質細胞層と4層になっています。
CIMG7118.jpg
基底層で生まれた細胞は形を変えながら表面に押し上げられていき、無核となり死んだ角化細胞となりますが、この細胞は新しい細胞に押し上げられるようにして表面まで上がり、最後は垢となって自然にはがれ落ちる構造となっています。このサイクルがターンオーバーです。
犬ではこのターンオーバーが約21日で行われます。


正常な皮膚であれば、外部からの刺激に対してブロックすることができますが、バリア機能の低下した皮膚だと細胞間脂質の欠損により、外部からの刺激に対してダメージを受けてしまいます。
CIMG7120.jpg
CIMG7121.jpg


人と犬の皮膚は以下のように大きく異なります。
表皮 犬:角質層 3~5細胞層、人:角質層 10~15細胞層
※表皮が薄いことにより、傷つきやすく、ブロック機能も弱く、皮膚病になりやすい。
皮膚pH 犬:pH7.5(ほぼ中性)、人:pH5.5(弱酸性)
※シャンプーなどのpHの注意
ターンオーバー 犬:約21日、人:約28日
※皮膚の改善(再生)には時間がかかる


皮膚病のアプローチには『シャンプー』が有効だと考えられます。
ビルバックスキン製品のポジショニングとして、
A(赤ライン):アレルギー性皮膚炎(Allergy)
K(緑ライン):脂漏性皮膚炎(keratoseborrheic disorders)
I(黄ライン):感染性皮膚炎(Infection)
O(紫ライン):外耳炎(Otic)

アレルギー性皮膚炎には、アトピー性皮膚炎・ノミアレルギー性皮膚炎があります。
アトピー性皮膚炎
○遺伝が関与・・・好発犬種がある(ウェスティ、シーズー、柴犬など)
○免疫に異常がある(過敏に反応しやすい)体質
○皮膚バリアに異常があり、抗原が皮膚に侵入しやすいことが多い

アトピー性皮膚炎はとにかく痒い!!
病変、代表例は紅斑(赤くなります) 顔面、四肢の趾間、わきの下、鼠径(股)で特に出ます。

そして若年齢で発症することがわかっており、特に3歳以下が多いです。増悪と寛解を繰り返すので皮膚が正常案状態に治らず、症状がぶり返します。併発疾患(いっしょに起こりやすい)として膿皮症・外耳炎・マラセチア感染を伴う脂漏性皮膚炎や角質の異常が起こります。


次回は製品のラインナップをご紹介をしたいと思います


当院のホームページが新しくなりました! 


ベイタウンペットクリニックのホームページ
当院の行っていることがより分かりやすくお伝えできるようになりました。良かったら見てください。


  

ライオン・オーラルケアセミナー part.4

皆さん、こんにちは
看護師の小川です


今日は最後の項目「デンタルブラシ」についてご紹介します

CIMG4556.jpg


他の製品についてもご紹介しているのでご覧ください↴
オーラルスプレー
デンタルシート
犬用デンタルジェル


獣医師が求めるペット用歯ブラシの特性は、
①ペットの口に合った大きさ
②歯茎にやさしい用毛
③ブラシの用毛の丈夫さ
④握りやすいハンドル などが挙げられます。

そこで動物歯科治療の第一人者の獣医学博士とライオンが共同開発し、本日ご紹介するデンタルブラシが誕生しました

このデンタルブラシの特長は、
奥歯も磨きやすい超コンパクトヘッド
ペットの歯茎にやさしい柔らか極細毛
毛が開きにくい、毛が抜けにくい
しっかり握れるハンドル部分

毛先が柔らかく歯肉にやさしいため毎日のブラッシングがしやすく、歯垢や歯石の蓄積を抑えて歯を清潔にし、歯周の健康を維持します!!

また、効果的なブラッシングの仕方があるのでその磨き方を意識して行うとさらにレベルアップできると思います

①歯ブラシの角度は歯に対して45度を意識しましょう。
②歯と歯肉の間(歯肉構)の歯垢を取るつもりでブラッシング
③毛先が軽くしなるぐらいの軽い力で行いましょう。

<ブラッシングの方法と特徴>
A.バス法
歯と歯肉との境目あたりを前後に揺らすようにして磨きます。歯肉には歯ブラシで軽くマッサージするように!!歯肉溝の汚れを落とすのに効果的。
B.ローリング法
歯と歯肉との境目を中心に歯ブラシを回転させるようにして磨きます。歯の表面の歯垢を落としながら、歯肉にもマッサージ効果が期待できます!!

CIMG4545.jpg


またそれぞれのグッズを単体で使うのももちろん効果はありますが、製品の特徴を生かし併用することによりさらにレベルアップできます
CIMG5746.jpg

以上でライオン・オーラルケアセミナーの報告を終わります。

当院のホームページが新しくなりました! 


ベイタウンペットクリニックのホームページ
当院の行っていることがより分かりやすくお伝えできるようになりました。良かったら見てください。


  

ライオン・オーラルケアセミナー part.3

皆さん、こんにちは
看護師の小川です

今日は「犬用デンタルジェル」についてご紹介します
CIMG4558.jpg

他の製品についてもご紹介しているのでご覧ください↴
デンタルシート
オーラルスプレー


「デンタルジェル」は毎日の口内の清掃におススメです!!
さらに、歯ブラシやガーゼを用いて口内を清掃することで歯垢や歯石の蓄積を抑えて歯を清潔にし、歯周の健康を維持しますまた、人用の歯磨き粉に含まれる研磨剤や発泡剤を抜いているので安心して使うことができます


製品の特徴としては、
デキストラナーゼを配合(食品添加物成分)
デキストラナーゼは、多糖の一種であるデキストランを加水分解する酵素として知られています。
ポリリン酸ナトリウムを配合(食品添加物成分)
カルシウムの沈着を防ぐくことで石灰化を抑制する効果が知られています。
使いやすいジェルタイプ
ジェルタイプなので歯ブラシ・ガーゼなどへ塗布して塗り広げやすいです。
犬の好みやすいリーフの香り
愛犬を嫌がらせることなく気持ちよく歯磨きができます。なぜリーフなのかというと、チキン味だとワンちゃんが好んでペロペロと舐めてしまうので、ワンちゃんが特別好きでもないが、嫌いでもない香りにしたそうです


①に出てきた「デキストラナーゼ」とは・・・、
デキストラナーゼは、多糖の一種でデキストランを分解する酵素です。
人の口腔生研究において、歯垢グルカンの分解作用による歯垢形成抑制作用が知られています。
CIMG5331.jpg

これまで犬の口腔内にはグルカン形成菌の存在は知られていませんでしたが、ライオンの基礎研究により犬の口腔内にもグルカン形成菌の存在を明らかにしました


②のポリリン酸ナトリウムとは、人の口腔衛生研究でポリリン酸ナトリウムがカルシウムの沈着を防ぎ、歯石形成を抑制する効果があることが知られています。
CIMG5332.jpg


次回は「デンタルブラシ」についてご紹介します


当院のホームページが新しくなりました! 
ベイタウンペットクリニックのホームページ
当院の行っていることがより分かりやすくお伝えできるようになりました。良かったら見てください。


  

ライオン・オーラルケアセミナー part.2

皆さん、こんにちは
看護師の小川です

前回の続きで、今日はデンタルシートについてご説明します

CIMG4550.jpg

こんな方にオススメです↴
歯のこすり磨きを始めるときに。
歯ブラシを嫌がるワンちゃんに。


製品の特徴としては、
デンタルシートに含まれる液成分が汚れを浮かせて、ライオンの特許技術であるエッジ構造繊維の不織布シートが汚れをしっかりかきとります。

一般の不織布シートとの汚れかきとり能力の比較をすると、通常繊維の断面は丸形になっていて汚れをすべてかきとれないのですが、このデンタルシートは断面がとがった三角形なので汚れをしっかりかきとることができます。


正しいデンタルシートの巻き方は、まず人差し指にデンタルシートをかぶせます。
CIMG4551.jpg

デンタルシートのやや端寄りを指にかぶせたら、
CIMG4552.jpg

くるっと一回転して完成です
CIMG4553.jpg


病院に製品もありますので、興味を持たれた方はスタッフにお気軽にご相談ください。
次回は犬用デンタルジェルについてご紹介します




当院のホームページが新しくなりました! 
ベイタウンペットクリニックのホームページ
当院の行っていることがより分かりやすくお伝えできるようになりました。良かったら見てください。


  

ライオン・オーラルケアセミナー

皆さん、こんにちは
看護師の小川です

先日院内でセミナーが行われました!!
CIMG4548.jpg


セミナーをしていただいたのは、皆さんもご存知「ライオン株式会社」さんです
CIMG4590.jpg


当院のブログでも何度も載せているペットの「歯周病」。病院にお口のトラブルで来院される患者様はたくさんいらっしゃいます。
歯周病はペットに多い口腔トラブルで、3歳以上の犬や猫の約8割が歯周病の予備軍になっています。

正常の歯の表面は真っ白で、歯肉はきれいなピンク色をしています。これが「歯肉炎」と呼ばれる状態になると、歯の表面や歯と歯肉の間(歯周ポケット)に歯垢や歯石が付着します。歯垢・歯石に接触している歯肉では炎症を起こして腫れます。そして最も炎症が進んでいる状態の「歯周炎」になると、歯周ポケットが深くなり、さらに歯垢や歯石が付着し、歯肉の炎症が悪化します。その他にも、血や膿が出たり、口臭がひどくなるといった症状が出てきます。

歯周病は歯垢中の細菌が原因となる細菌感染症です。
歯周病と心臓、腎臓、肝臓疾患などの全身の健康との関連性が報告されています。

歯周病は単なる歯の病気ではなく、全身に悪影響を及ぼすとても怖い病気です
この歯周病を防ぐためには、毎日のオーラルケアが重要になってきます。

ただ、子犬の時から口を触る練習をしているようなワンちゃんだったら歯磨きも取り入れやすいかと思いますが、成犬になってあまり口を触る習慣がなかったワンちゃんにいきなり歯ブラシでブラッシングしろ、と言ってもなかなか難しいと思います。ですので、今回はライオンから出しているオーラルケア製品をご紹介したいとおもいますので、ぜひご自分のペットに合ったケア方法を見つけてください!!

これから数回に分けて、ライオンの製品の特徴をお伝えします。
今回はオーラルスプレーについてご紹介します


オーラルスプレー
CIMG4549.jpg

こんな方にお勧めです↴
歯磨きをはじめる前の、口元への接触に慣れさせるときに。
口臭が気になるときに。
口内環境を維持するために。


製品の特徴としては、
①抗菌作用のあるキトサンオリゴ糖を配合
②クランベリーの香りで口臭を抑えます。
③歯磨き後の口内環境維持にもおすすめ
※キトサンオリゴ糖とは、カニやエビなどに含まれるキチンに由来する食品素材です。抗菌作用、肝機能改善作用などが報告されています。

オーラルスプレーの口臭抑制作用を犬の臨床実験で行いました。
内容としては、試験開始1週間前に、歯垢・歯石を除去したビーグル犬に、オーラルスプレーを毎日1回、2プッシュ投与しました。3週間後の口臭発生を測定するというものです。開始前と開始後で計測したところ、46%の増加抑制が認められました。つまり口臭の増加を抑制する効果が確認できたのです。

また、オーラルスプレーの口腔内細菌の生育抑制作用を調べたところ、オーラルスプレーには口腔内悪玉菌の生育を抑制する効果も確認されました。

歯磨きができないけど、口臭がすごく気になるワンちゃんにはこのオーラルスプレーをしていたただくと、口臭を抑制するだけではなく、細菌の繁殖を防ぐ効果もあるのでとてもおすすめです!!

次回は、デンタルシートについてご紹介したいと思います。


少しでも「いいね!」と共感して頂いた方はポチッとお願いします。励みになります。 ↓



ツイッター始めました! 
主にブログの更新情報、そしてたまに院長もつぶやいています。
応援よろしくお願いします。↓



ツイッターについて




プロフィール

ベイタウンペットクリニック

Author:ベイタウンペットクリニック
ベイタウンペットクリニックです。
当院では皆様の大切な家族をサポート、飼い主様との十分なコミュニケーションをとり楽しいペットライフを提供するとともに地域密着ホームドクターを目指しています。

☆初めての方はこちらへ
☆お知らせ
☆記事まとめ
ホテルまとめ
ねこのぺーじ
セミナー参加報告
いろいろな病気の解説をしています↓
院長つぶやきまとめ
☆地域猫募金について
最新記事
カテゴリ
おすすめサイト
ツイッターやってます!

ランキング


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

blogramで人気ブログを分析
アクセスカウンター