ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
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院長のつぶやき140 ご自宅でもできるワンちゃんネコちゃんの身体チェック⑨
前回の続きです!
それでは今回は、この体温測定を行う上でのポイントについてお話ししたいと思います。
まずはまた繰り返しにはなってしまいますがこちらをご覧下さい。↓
うまく見れない方はこちらへ
体温は体温計を直腸に挿入して測定をします。
しっぽを優しくつかみ上に持ち上げることで肛門に体温計が入りやすくなります。
体温計の先が1cmほど肛門内に入ると少し抵抗感を感じるかもしれません。
それは動物たちが肛門を収縮させようとする反応が出てくるからです。
そのまま押し入れようとすると嫌がってしまうと思いますので、ある程度体温計の先が入った時点でしっぽを持ち上げる手を緩めると、肛門の収縮も穏やかになり、スーッと直腸内に体温計が入っていきます。
体温計が奥まで入ればそのまましっぽを持つ手は緩めたままで大丈夫です。
他に補助の人が上半身を支えてくれているならこの時点でしっぽをすっかり離してしまってももちろん大丈夫です。
飼い主様一人で体温測定を行う場合はどうしてもワンちゃん猫ちゃんが動いてしまうと思いますので、ある程度しっぽを上に上げている状態を維持してもらうことで動物の状態を安定させることができます。
肛門に体温計を入れるのは抵抗があるかもしれませんが慣れてしまえば簡単に体温測定ができますし、ワンちゃんネコちゃんにも負担はありません。
そして実際にワンちゃんネコちゃんの体温測定を実施する際は、その子たちに使う用として専用の体温計を用意してもらうといいと思います。
その際により体温測定を行いやすくするポイントとしては動物病院専用の体温計があります。
人用の体温計だと測定終わるまである程度時間がかかってしまいます。
測定中に動物たちが嫌がり途中で体温計が肛門から抜け出てしまうことも測定していく中で必ず経験すると思います。
そのためもしも体温が測定し終わるまで動物たちをじっとさせておくことが難しければ、測定時間がとても短くてすむ動物病院専用の体温計がおすすめです!

動物病院専用の体温計とプローブカバー
この体温計のすごさを知っていただくために無駄にこのような動画を作ってみました!↓
うまく見れない方はこちらへ
この動画でご覧の通り体温計の先端がとてもやわらかいので、もしも動物たちが嫌がり動いてしまっても痛くありません!
そしてこれであれば測定が終わるまで10秒程ですみますので、とてもラクチンですよ!
ご自宅でも使いたい!という方がいらっしゃいましたらぜひ主治医の先生に頼んでみてください。
最後に今回説明をしたお尻からの体温測定がどうしても難しい子に対してのアドバイスをお話ししたいと思います。
それは人でよく行う脇で体温測定をすることです。
脇で計ればお尻ほど嫌がることはありません。
ただ脇で測る体温はあまり正確なものではありませんのであくまでも参考になってしまいますが、常に同じ場所で計っていればいざ体温が低かったり高かったりしたときにその数値の変化が分かります。
目安としては個体差はありますが、直腸温と比べて0.5〜1.0℃低くなっていることが多いです。
参考にしていただければ幸いです。
今回で体温測定に関してのお話は終わりにします。
次回は新たな身体チェックについてお話ししていきたいと思います。
つづく
参考文献:Medical History and Physical Examination in Companion Animals ー小動物の問診と身体検査ー


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他に補助の人が上半身を支えてくれているならこの時点でしっぽをすっかり離してしまってももちろん大丈夫です。
飼い主様一人で体温測定を行う場合はどうしてもワンちゃん猫ちゃんが動いてしまうと思いますので、ある程度しっぽを上に上げている状態を維持してもらうことで動物の状態を安定させることができます。
肛門に体温計を入れるのは抵抗があるかもしれませんが慣れてしまえば簡単に体温測定ができますし、ワンちゃんネコちゃんにも負担はありません。
そして実際にワンちゃんネコちゃんの体温測定を実施する際は、その子たちに使う用として専用の体温計を用意してもらうといいと思います。
その際により体温測定を行いやすくするポイントとしては動物病院専用の体温計があります。
人用の体温計だと測定終わるまである程度時間がかかってしまいます。
測定中に動物たちが嫌がり途中で体温計が肛門から抜け出てしまうことも測定していく中で必ず経験すると思います。
そのためもしも体温が測定し終わるまで動物たちをじっとさせておくことが難しければ、測定時間がとても短くてすむ動物病院専用の体温計がおすすめです!

動物病院専用の体温計とプローブカバー
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そしてこれであれば測定が終わるまで10秒程ですみますので、とてもラクチンですよ!
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最後に今回説明をしたお尻からの体温測定がどうしても難しい子に対してのアドバイスをお話ししたいと思います。
それは人でよく行う脇で体温測定をすることです。
脇で計ればお尻ほど嫌がることはありません。
ただ脇で測る体温はあまり正確なものではありませんのであくまでも参考になってしまいますが、常に同じ場所で計っていればいざ体温が低かったり高かったりしたときにその数値の変化が分かります。
目安としては個体差はありますが、直腸温と比べて0.5〜1.0℃低くなっていることが多いです。
参考にしていただければ幸いです。
今回で体温測定に関してのお話は終わりにします。
次回は新たな身体チェックについてお話ししていきたいと思います。
つづく
参考文献:Medical History and Physical Examination in Companion Animals ー小動物の問診と身体検査ー




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