院長のつぶやき127 子犬をはじめて飼われる方へ ⑤

前回のつづきです!

それでは今回はワクチンについてお話ししたいと思います。

そもそもなぜ子犬に何回もワクチンを打たなければいけないのか?

といいますと、それはもちろん

命に関わる病気を予防するため

です!

特に子犬の時期に気をつけなければいけない病気としては代表的なものはパルボウイルスやジステンパーウイルスという感染症があります。

これらのウイルスは発症すると亡くなってしまう可能性の高い非常に怖い病気です。

ワクチン接種はそれらに感染させづらくするために子犬に病気への抵抗力を持たせる効果があります。

しかし、ここで問題なのが母子免疫という存在です。

母子免疫はその名の通りお母さん犬から子犬へと渡される免疫で、それによって抵抗力の弱い子犬を周囲環境の病気から防ぎます!

そのように母子免疫は子犬にとってとてもありがたい存在です。

しかし、その母子免疫は時間とともにだんだん弱くなっていきます。

母子免疫が弱くなってくるにつれてさきほど名前を出したパルボウイルスやジステンパーウイルスなどの感染を防ぐことができなくなってきてしまいます。

そのため母子免疫がまだ残っている時期からワクチンを接種して怖い病気にかからないようにしなければならないのですが、ここで一つ問題があります。

それは


ワクチンの効果も母子免疫によりブロックされてしまう!


ということです。


病気のための抵抗力をあげるためにワクチンを打つのですが、母子免疫はそのワクチン自体からも子犬を守ろうとするため、ワクチンを打ってもしっかり病気に対する抵抗力が得られないことがあります。

そのためにワクチンを3週間おきぐらいに2〜3回追加で打つことによって確実に病気に対する抵抗力が上がるようにしてあげる必要があります。

始めのワクチンを打った月齢にもよってワクチンを打つ回数も異なりますが、一般的に母子免疫は3ヶ月齢ぐらいには完全に無くなっているため、最後のワクチンを3ヶ月齢を過ぎたぐらいに打ってあげれば病気に対する抵抗力をしっかりつけることができます。

ワクチンを複数回接種する理由分かって頂けたでしょうか?

ちなみに初年度はこのように複数回のワクチンを打ちますが、その後は年に一回の追加接種をしていけば病気の抵抗力を保つことができます。


前回お話しした「午前中の診療時間に来院してもらう」理由に関しては極まれに起こるワクチンのアレルギー反応に関与しています。アレルギーの話はまたちょっと説明が長くなってしまうため次回お話ししたいと思います。

つづく




2才修正
いちごちゃん 2才 (右側です!)






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