院長のつぶやき113 うさぎの定期健診されていますか? ②

今回のブログはちょっぴり刺激のある写真が掲載されているため食事中の方は見るのをお控えください!!





前回の続きです!

それではさっそくうさぎの病気についてお話ししていきたいと思います。
私がいままで多くのうさぎを診てきたなかで気をつけなければいけないと思っている点は
ずばり

     食欲


です!

ウサギのすべての病気は食欲低下につながってきます!

そしてその食欲低下は生命の危機に直結します。

大げさに思われるかもしれませんが、ウサギの場合はこれが事実です。


それにはうさぎの食生活や体の特徴が犬と猫と大きく異なるからです。

今回はうさぎを診ていく上で最も大事な「お腹」についてお話ししたいと思います。


そもそもうさぎのお腹が犬や猫と大きく異なるのは

うさぎは完全な草食動物

だからです!

栄養価の低い草や葉を食べるように進化したうさぎは基本的には常に食べ続けます。
常に食べ続けることで自分のエネルギーを確保しているのです。

そのためうさぎの食欲が落ちてきているときというのは、お腹の流れが悪くなっているときです。

うさぎはお腹の流れが完全に止まってしまうと、腸内細菌のバランスが崩れることで異常にガスが発生し、激しい腹痛が起きてそれがきっかけで亡くなってしまうことがあります。

そのためうさぎはフードを食べ続け、お腹の流れを維持していく必要があります。


食欲の低下に初期の段階で気づくにはやはり一日のフードの減り具合などをしっかり把握してもらうことが大事です。

目分量でだいだいのフードをあげているとうさぎがどれだけ食べているか食べていないかが分かりづらく、お腹のトラブルの発見がどうしても遅れてしまいます。

ペレットや牧草などはある程度量を把握して与え、減り具合などもしっかりチェックしましょう!

またフードの量ももちろん大事ですが、食欲低下に気づくために別のチェックポイントとしては便を観察することがとても有用です。

ちょっぴりマニアックなお話をしますが、うさぎは2種類の便をします。

うさぎは栄養をしっかり吸収するために、まず「盲腸便」という柔らかい便を出します。
(第1の便)

その盲腸便を食べることで栄養をしっかり吸収し、最終的にコロッとした便を出します。
(第2の便)

しかもその盲腸便はうさぎが肛門に口をつけて直接食べているため、人の目に触れることはほとんどありません。
そのため普段ケージに落ちている便は丸くて乾燥したほぼ均一の便(第2の便)だけになります。

そんな第2の便の大きさが変わってくるとき、それはお腹の流れが悪くなってくるときです。

もし日々ケージの掃除をする中で

・いつもと便の大きさが小さく、不揃い
・いつもと違う柔らかい便が落ちている
・下痢をしている


そのようなときはお腹のトラブルが起き始めているのかもしれません。



以上、いろいろお話ししてきましたが、まとめますと日々うさぎを見てあげるポイントとしては

①フードを一定量毎日しっかり食べているか?
②毎日コロッとして大きさが均一な便をしているか?

の2点です。


うさぎのお腹のトラブルにつながる病気はさまざまなことがありますが、その多くが毛球症胃食滞です。

毛球症はうさぎが毛づくろいをして毛を飲み込みそれがお腹の流れを悪くしてしまう病気です。

うさぎ7
毛が混じった便

胃食滞は餌の食べ過ぎや合わないフードをあげることによって異常なガスが貯まり、お腹の流れを悪くしてしまう病気です。毛球症がきっかけで胃食滞になることもとても多いです。

いずれも発見が遅れると命に関わる危険な状態に発展します。
初期で気づければお腹の流れを良くするお薬などで改善しますが、ひどい場合は外科的な処置が必要な場合もあります。
早期発見のポイントは上記に示したフードの減り具合と便の大きさの2点です。
ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。


次回はうさぎの歯の問題についてお話ししたいと思います。

つづく


うさぎ8


参考文献:実践うさぎ学 
     エキゾチックアニマルの診療指針 





ツイッター始めました! 
主にブログの更新情報、そしてたまに院長もつぶやいています。
今回のブログの感想や聞きたいことなどもあればぜひツイッターに返信お願いします。
リアルタイムとはいかないかもしれませんがなるべくお答えしたいと思います。

応援よろしくお願いします。↓



ツイッターについて


<お知らせ>

セカンドオピニオンについて

当院でのペットの健康管理について  

※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
 → つぶやきのまとめ


 セミナー情報 参加者受付中 

2013年10月16日(水) 気軽に始められるワンちゃんのリンパマッサージ講座

リンパマッサージ 極小
関連記事
プロフィール

ベイタウンペットクリニック

Author:ベイタウンペットクリニック
ベイタウンペットクリニックです。
当院では皆様の大切な家族をサポート、飼い主様との十分なコミュニケーションをとり楽しいペットライフを提供するとともに地域密着ホームドクターを目指しています。

☆初めての方はこちらへ
☆お知らせ
☆記事まとめ
ホテルまとめ
ねこのぺーじ
セミナー参加報告
いろいろな病気の解説をしています↓
院長つぶやきまとめ
☆地域猫募金について
最新記事
カテゴリ
おすすめサイト
ツイッターやってます!

ランキング


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

blogramで人気ブログを分析
アクセスカウンター