院長のつぶやき109 軟口蓋過長症ついて 〜お宅のワンちゃんいびきの音がひどくないですか?〜

突然ですがお宅のワンちゃん、いびきの音がひどくないですか?

すべてのいびきの原因がそうとは言えませんが、
人のいびきと同じかそれ以上の音を出している場合は要注意です!

場合によっては命に関わる深刻な事態に陥る恐れがあるからです。



どうも!院長です。
今回から新しいトピックとして

軟口蓋過長症

についてお話ししたいと思います。

軟口蓋とは、上あごの奥にある部分のことです。

図で示しますとこんな感じです。↓

軟口蓋 正常


短頭種と呼ばれる犬種はこの軟口蓋が通常の子より長い軟口蓋過長症になっている子がいます。

図で示すとこんな感じです。↓

軟口蓋


軟口蓋過長症は軟口蓋が、喉頭蓋にかぶってしまい気道を塞いでしまう病気です。

特に、短頭種に関しては、短頭種でないワンちゃんと比べて軟口蓋に厚みがあり、軟口蓋の上部に位置する鼻腔を狭くしてしまっていることもあります。

軟口蓋過長症の子は空気を吸うときにこの軟口蓋が気道の方に吸われてそのときに吸引を邪魔する音が、いびきや呼吸時のにごるような音につながってきます。

音が出るだけならまだ良いのですが、場合によっては呼吸困難になったり食べ物や水を頻繁に吐くようになったり、状態によっては突発的に呼吸ができなくなり突然死につながることもあります。


最近特にこの軟口蓋過長症が目立つのはフレンチブルドッグの子です。もちろんパグやブルドッグといった他の短頭種の子にも見られますし、短頭種以外の犬種でもキャバリアやヨーキー、チワワでもたまに見られます。

普段の呼吸時にブーブー音が鳴っている子はこの軟口蓋過長症を持っている可能性が高いため注意が必要です。

その中でも特にフレンチブルドッグの子はやんちゃで興奮しやすい子が多いので、そのような子がこの軟口蓋過長症をもっていると自分で興奮することで呼吸が速くなり、喉の付近が熱を持ちはれてきてしまい、呼吸できなくなってしまうようなことにもつながってきます。

軟口蓋過長症は体の構造上の問題のため基本的にはお薬で治すことはできません。
根本の治療としては外科手術になってきます。

手術は心配。
特に短頭種なので麻酔が大変と聞いたことがあります。
大丈夫ですか?
心配です・・・

そのような飼い主様もいらっしゃると思います。

そのあたりを次回お話ししたいと思います。

つづく


参考文献:CLINIC NOTE No.92



ぶひ



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