院長のつぶやき97 「犬と猫の肥満とダイエット」③

前回の続きです!

それでは今回はなぜ一度肥満になった子はダイエットをしてもやせにくいのかについてお話ししたいと思います。

それは『肥満の悪いスパイラル』に陥ってしまっていることが多いからです!

具体的にその悪いスパイラルというのは、

肥満になると



心肺機能の低下や関節炎など体に負担がかかる。



疲れやすくなったり、慢性的な痛みが出てくる。



運動病が低下する。



消費するエネルギー以上に過剰な食事量を与えてしまう。



さらに肥満になる。





この悪いスパイラルに陥ってしまうと、運動でやせようと思っても関節などが痛かったりして動くこともままならずうまくいきません。

そのためダイエットの初期の段階ではやはり食餌療法が一番大切といえます。

ある程度食餌療法をがんばって体重が減ってくると徐々に動きやすくなってきて運動量も増えてきます。
すると消費するエネルギーが増えてくるので、ダイエットの効果はさらに高くなってきます。
だからダイエットははじめにやせてくるまでが最も大変なんです。
そしてダイエットを継続するに従って後半になるほど楽になってきます。


また肥満の子がやせにくいという別の要因としては、生後4ヶ月から生後1歳までの食生活が大きく影響していると言われています。

具体的にはどういうことかと言いますと、

生後4ヶ月までは自分の体を大きくするために大部分のエネルギーを使用するためたくさん食べてもほとんど太ることはありません。

しかし、生後4ヶ月から1歳の時期に食べ過ぎてエネルギー過剰になってしまうと

「細胞増殖性肥満」といって、脂肪細胞自体の数が増えてきてしまいます。

そしてこの時期に、ある程度脂肪細胞が増えてしまうと1歳を過ぎた後でも増えた脂肪細胞自体減ることはありません!
そのためダイエットを行っても脂肪細胞自体が通常の子と比べて多いため、やせにくい体質になってしまっているのです。

     



次回はいままでのワンちゃんネコちゃんのダイエットがなぜうまくいかないことが多かったのかについてお話しします。


つづく



トリニティ





「ベイタウンペットクリニックダイエットプログラム」についてはこちらへ



<参考文献>
・秋のヒルズ学術講演会2012 セミナー資料
・春のヒルズ学術講演会2013 セミナー資料




少しでも「いいね!」と共感して頂いた方はポチッとお願いします。励みになります。 ↓



ツイッター始めました! 
主にブログの更新情報、そしてたまに院長もつぶやいています。
今回のブログの感想や聞きたいことなどもあればぜひツイッターに返信お願いします。
リアルタイムとはいかないかもしれませんがなるべくお答えしたいと思います。

応援よろしくお願いします。↓



ツイッターについて


<お知らせ>

セカンドオピニオンについて

当院でのペットの健康管理について  

※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
 → つぶやきのまとめ
関連記事
プロフィール

ベイタウンペットクリニック

Author:ベイタウンペットクリニック
ベイタウンペットクリニックです。
当院では皆様の大切な家族をサポート、飼い主様との十分なコミュニケーションをとり楽しいペットライフを提供するとともに地域密着ホームドクターを目指しています。

☆初めての方はこちらへ
☆お知らせ
☆記事まとめ
ホテルまとめ
ねこのぺーじ
セミナー参加報告
いろいろな病気の解説をしています↓
院長つぶやきまとめ
☆地域猫募金について
最新記事
カテゴリ
おすすめサイト
ツイッターやってます!

ランキング


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

blogramで人気ブログを分析
アクセスカウンター