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症状から考える病気(12) 体温異常 ①

どうも!院長です。
本日からは症状から考える病気第3弾として「体温異常」についてのお話をしたいと思います。


ワンちゃんネコちゃんの体温は、日々一緒に過ごしている中でふれあっていると何気なく感じていると思います。

その暖かさに癒されている方も多いのではないでしょうか?

そんな日々のふれあいの中で

うちの子いつもより熱い?

震えているようだけど寒いのかなぁ?


そのような経験はないでしょうか?

そのようなとき多くは寒い暑いなどの温度の影響かもしれません。

しかし、その中に他の病気のサインが隠れていることもあるのです。


これから数回に分けてこの体温異常に関してのお話をしていきたいと思います。

今回は初回なので「体温異常」とはどのようなものか?

というお話をしたいと思います。

教科書にかかれている内容をそのままお伝えすると

犬猫の体温異常とは、平熱(直腸温38.3 〜 38.8 ℃)でない状態

と言われ、平熱から約0.5℃以上差異があるときに問題となり、体温が高いと高体温、低いと低体温となります。


教科書的にはこのような定義なのですが、
実際、動物病院で体温を測定するとすべての子がこの通りのことはありません。

来院するワンちゃんネコちゃんの中には、緊張などのため体温が高くなっていることがあります。

極端な子は毎回体温測定をするたびに40℃を超えている子もいます・・・。

そのため、私は日々健康なときにも体温を測り、カルテに記録を残し、実際具合が悪くなったときに普段との体温との違いを見て熱の有無を確認するようにしています。




それでは次回は病気の説明に入る前にワンちゃんネコちゃんたちの体温調節のお話をしたいと思います。

つづく

犬猫





症状から考える病気シリーズ
第1弾 食欲異常 についてはこちらへ
第2弾 多飲多尿 についてはこちらへ

<参考文献>
徴候から見る鑑別診断

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