症状から考える病気(10) 「多飲多尿」③

前回の続きです!

それでは「多飲多尿」の鑑別診断リストをお話しします。

◯尿崩症(中枢性・腎性)
◯糖尿病         解説はこちら
◯副腎皮質機能亢進症   解説はこちら
◯高カルシウム血症
◯甲状腺機能亢進症    解説はこちら
◯肝不全
◯腎疾患
◯子宮蓄膿症
◯心因性多飲症
◯薬物


尿崩症は、「抗利尿ホルモン」と呼ばれる体の中の水分を調節するホルモンに異常が生じてしまった病気です。体内の水分バランスが崩れるため、多飲多尿の症状が出てきます。しかし、この病気はかなり稀です。
他の原因がなかったときにこの尿崩症を疑って必要な検査などをしていきます。

尿崩症以外の「多飲多尿」につながる病気としてはほとんどが以下の4つのどれかに当てはまります。

①内臓の異常
②ホルモンの異常
③精神的なもの
④薬物の影響



薬物の影響に関しては利尿剤など尿を出させるお薬に関してはもちろんですが、その他の薬でよく「多飲多尿」につながるものとしてはステロイド(グルココルチコイド)があります。
以前ステロイドに関してお話しした記事がありますので参考にしてください。


→ ステロイド剤についてはこちらへ

ここで注意しなければ行けないのが①と②です。内臓やホルモンの異常の中にはその根本の原因に「がん」が隠れていることがあります。

そのため「多飲多尿」の症状が出てきた子に対しては身体検査に加えて、通常は血液検査、尿検査、必要であれば追加としてレントゲン検査や超音波検査を組み合わせることでその原因を特定していきます。

つづく


症状から考える病気 第1弾『食欲異常』にをご覧になりたい方はこちらへ

参考文献:徴候からみる鑑別診断 学窓社
     小動物医学 鑑別診断と治療  LLL Seminar

こものたち 004



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