院長のつぶやき91 膝蓋骨脱臼について ⑤

前回の続きです!

今回はどういう子にどういうタイミングで手術をした方が良いか?

ということに関して私の個人的な意見をお話ししたいと思います。

一番始めにもお話ししましたが、この膝蓋骨脱臼は多くの小型犬の子が持っている病気です。
そのためすべての子が手術が必要だとは思いません。

ただ程度にもよりますが、時間が経つと様々なところに障害が出てきます。
具体的には膝が負担が来ることで、じん帯を痛めてしまったり、股関節炎に発展してきます。
また前肢にも長期的に負荷がかかり、年を取ってくるに従い関節炎が出てきたり、骨が変形し曲がってきてしまったりします。

ただすべての子がこのような負担が来るわけではありません。
膝ははずれるものの一生極端な負担がないまま生活できる。
そのような子ももちろんいます。

私個人のイメージとして特に加齢に伴い変形などの負担が出るのは、どのような子かと言いますと、

やんちゃでとても活動的な子

だと思っています。

そのような子たちはたくさん遊びたいので、ジャンプや猛ダッシュなど足に負担がかかる動きをします。

その分、おとなしい子と比べて足や腰の負担が来やすくなり年を取ってくると、関節炎や骨の変形により痛みが強くなりどんどん動けなくなってしまいます。


そのため若いうちから膝がはずれてしまっていて、とてもやんちゃな子に関しては特に手術をしてあげた方がいいと私は考えています。

全身に負担が来る前に早めに手術で矯正できれば年を取ってきても自分らしく生活させてあげることができます。

また手術するタイミングも年を取ってから行おうとしてもすでに骨の変形が進んでしまったりしているため、手術をしてもすっきり治すことは難しくなります。

そのためできれば若いうちのまだ変形が進んでいないうちに手術をしてあげることができれば後々に自分で動きたくても動けないというかわいそうな状態になることを防ぐことができます。

どれくらいの動きをしたらいつぐらいから変形が出てきたり関節炎が進んだりというのは正直分かりません。


「膝がはずれてますね」

もしも主治医の先生からそのように言われた際は、その子の性格や行動も含めて長期的な視点で手術をしてあげた方が良いのかをよく考えてあげてください。

「人のエゴ」と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、動物たちは言葉がしゃべれない分、後々に出る可能性のある負担のために、早めに対処してあげることが正しいのかどうか?

獣医師として仕事をしている私もそのようなことで考えることは多いのですが、飼い主様の立場だとよりいっそう考えてしまうと思います。

もし悩まれている方は、やはり主治医の先生としっかりお話しして最善の決断をしてもらう。
それが一番だと思います。


以上、院長でした。
次からまた新しいトピックに関してお話ししたいと思います。



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