院長のつぶやき85 「がん」と向き合うために知っておくべきこと ⑧

前回の続きです!

発見した時点ですでに抗がん剤が効きづらくなっている固形の「がん」に対してどのように抗がん剤を使っていけば良いのか?

といいますと、結論からお伝えしますと、外科療法や放射線療法を行ったあとに抗がん剤を使用するとその効果が期待できるようになります。

放射線療法のところでお話しした内容がそのまま抗がん剤にも当てはまります。
「がん」は固形の状態のときは、成長がゆっくりなのですが、外科療法や放射線療法を行ってある程度「がん」を少なくさせると、まだ残っている「がん」細胞たちはまた増殖しようと『細胞周期』をぐるぐる回転させ始め分裂が活発になってきます!

抗がん剤は分裂が活発な細胞にはとても効果が高くなります。
そのため分裂を再開した「がん」細胞たちには、いままで効きづらかった抗がん剤が効きやすくなってくるのです。

そのため前回説明したような抗がん剤の適用例

・外科手術をしたあとに「がん」が残っていた場合。

にはもちろん、再手術でより広範囲に取り残しがないようにその「がん」を切除できればそれが一番望ましいのですが、場所によっては再手術が厳しいことも多いと思います。
その場合、外科手術後に残された「がん」は積極的に分裂を再開し始めます。
そのためその時点から抗がん剤を行えばその「かん」の増殖を防ぐことができます。
そしてうまく行けば「がん」の再発をかなり送らせることが可能になります。

しかし、他の例であげた

・悪性腫瘍で手術によって完全に切除することが難しい場合。
・リンパ節や他の臓器にすでに転移が認められる場合。

のケースに関してはすでにその「がん」は体に大きな悪影響を及ぼしているため、たとえ抗がん剤を使用していっても「がん」の進行を抑えることがやっとで長期間がんを抑え込むことは現実的には難しい状態になります。

次回は、抗がん剤ときいて皆様が心配されると思う副作用についてお話ししたいと思います。

つづく





参考文献
犬と猫の腫瘍学 interzoo
日本獣医がん学会 講演要旨集



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