第1回ABAXIS臨床血液学セミナー

どうも!院長です。

先日私は、東京で開催された
「第1回ABAXIS臨床血液学セミナー」
に参加してきました。

セミナー内容としては
「小鳥の臨床血液学」
「ウサギ・モルモットの臨床血液学」
「フェレットの臨床血液学及び犬猫の総胆汁酸、T4、血液ガスの臨床応用法」

ということで、大部分はエキゾチックアニマルと呼ばれる小動物のセミナーでした。

当院では受診する動物は犬猫がほとんどでエキゾチックアニマルが診察にくることは少ないのですが、
少ないながらも来院されたときは自分ができる治療の幅が広がればいいと思い勉強してきました。

講師の先生方はどの方もエキゾチックアニマルのスペシャリストの先生なので、現場での実践的なテクニックや知識などを教えて頂きとても充実したセミナーでした。


今回のセミナーで、犬猫関連での皆様に報告できる興味深かったこととしては、甲状腺ホルモンの話でした。

甲状腺ホルモンとはとてもおおざっぱな表現を使い説明すると

すべてを元気にさせるホルモン

です。

そのホルモンの分泌が年齢とともに変化していき、一般的には年を取ってくると、

犬は甲状腺ホルモンが低下する
「甲状腺機能低下症」

猫は甲状腺ホルモンが過剰になる
「甲状腺機能亢進症」


が起きてきます。
そのため犬では肥満傾向や運動性低下、無気力、脱毛など全体的に活動が低下していくような症状が出てきます。
猫では逆に元気を通り越して凶暴化してきたり、食欲はあるがやせてきたり、慢性的な吐き気・下痢などの消化器症状、などホルモン過剰によっての症状が出てきます。
そしていままでの海外の文献では、犬の甲状腺機能低下症、猫の甲状腺機能亢進症の原因は腫瘍が原因であることは少ないと言われています。


しかし、今回のセミナーの話では日本国内の甲状腺疾患の原因を調べてみると犬、猫ともに腫瘍が多いという報告があり、海外で言われていることと相違があるとのことでした。


また、これもセミナーでの話なのですが、
犬の甲状腺機能低下症の診断時の平均年齢は7歳
猫の甲状腺機能亢進症は、発症平均年齢は13歳でその95%が10歳以上(海外の報告)
2002年の日本での報告では、飼育されている8歳以上の猫のうち、8.9%に甲状腺機能亢進症が認められた。


とのことでした。
そのため病気の早期発見早期治療のためには、犬猫ともに中高齢になってきたら甲状腺ホルモンのくずれがないかは定期的に確認をしていった方が良いと改めて実感しました。

以上セミナーの報告でした。
今後もセミナーなどに参加した際に、皆様に還元できる内容があれば随時このブログを通じてお話ししていきたいと思います。




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