院長のつぶやき70 犬の心臓病の早期発見早期治療を目指す! ⑥

前回の続きです!

それでは今回はこの僧帽弁閉鎖不全症を早期発見するポイントについてお話ししていきたいと思います。

まず一般的に言われている心臓病の症状は以下のようなものになります。
 散歩に行きたがらなくなった。
 疲れやすくなった。
 食欲が落ちてきた。
 咳が出るようになった。
 突然倒れたり気絶をするようになった。 など


しかし、このような症状はある程度心臓の状態が悪化してこないと出てきません。

症状が出る前にこの僧帽弁閉鎖不全症を早期発見するには、


①聴診での心雑音の発見

②血液検査での異常所見


ではないかと思います。

①の心雑音があるからといっても必ずしも全身に悪影響が出ているともいえません。
しかし、雑音があるというのは第68回でお話ししたように血液が逆流しているときに聞こえてくるのが多いです。

もし心雑音が発見されることがあれば精密検査を行うことをおすすめします。
最低限行った方が良いと思うのがレントゲン検査血液検査です。
レントゲン検査で心肥大が起きてきていないか、血液検査で血液の流れが悪くなってくることで起こる数値の悪化が起きていないかを確かめていきます。

特に心臓病に関しては時間の経過とともにデータの変動も激しくなっていきます。
初期の状態を把握しておくことでのちのち状態が悪くなってきたときとのデータの比較ができるので定期的な検査はとてもおすすめです。

そして具体的にACE阻害薬を使用し始めるかどうかの判断は血液での数値の乱れが起きてきているかだと思います。
血液の流れが悪くなってくると血液検査上では脱水しているような所見に傾いてきます。
そのような変化が出てきたら内服薬の使用開始の明確なサインとなります。
もちろん超音波検査や血圧測定、心電図など必要に応じた検査を行えばより詳細な変化を把握することは可能です。
何かしらで悪影響のサインが出てきたら早めに治療を開始する。それが一番だと思います。




何回かにわたってお話ししてきましたが結論を言えば、僧帽弁閉鎖不全症の早期発見のポイントは動物病院での定期健診になります。
飼い主様の目から見て健康に見えても定期的に健診に行くことで獣医さんの目から見ることで細かな変化に気づくこともあると思います。



特に、心臓が悪くなりやすいといわれている犬種
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
ダックスフンド
プードル
チワワ
マルチーズ
ヨークシャテリア

などのワンちゃんたちは定期的な健診をより積極的に行うことをおすすめします。
主治医の先生に聴診してもらうだけでも病院に行く価値はあると思いますよ。




以上で心臓病のお話は終わりにしたいと思います。
次回からまた新たなトピックをお話ししたいと思います。






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