院長のつぶやき64 ネコの慢性腎不全の早期発見早期治療を目指す ⑥

前回の続きです!

では猫の慢性腎不全の早期発見をするための具体的な方法についてお話ししたいと思います。


①尿検査、尿タンパク/クレアチニン比の測定
7歳以上の子は特に定期的な尿検査をおすすめします。
尿タンパク/クレアチニン比の値によって安心、要注意、治療が必要といったある程度の目安がたちますのでそれにより次回の検査をいつ行えばよいかも判断できます。

②血液検査
高窒素血症は発見されることはありませんが、定期的に測定することでクレアチニン値の時間ごとの上昇に気づくことができます。


③画像診断
慢性腎不全ステージ1を見つけるという意味で頻繁には行う必要はありませんが、7歳ぐらいを目安に一度健診をかねてX線と超音波検査をおすすめします。
一度しっかりした画像検査をしておくと、のちのちに慢性腎不全をさらに疑うときがきたとき、以前の画像との比較ができるため早期発見の手助けになります。


④血圧測定
前回までは触れていませんでしたが、血圧測定も慢性腎不全の管理の上では大事な検査になります。
高血圧の状態は慢性腎不全を悪化させる要因になります。

しかし現実な問題、ネコちゃんによっては病院に来るといつも興奮してしまい、まともな測定ができない。
そういう子もやはり多いため、安定して血圧測定ができる子は限られてしまいますが、もし定期的に血圧測定ができ、高血圧の治療ができればより腎臓の悪化を防ぐことができます。


いかがでしょうか?特に①と②に関しては定期的に行うことで慢性腎不全ステージ1の早期発見できる可能性はかなり高くなると思います。


           


今回は少し専門的な内容をお話ししてきましたが、分かって頂けたでしょうか?

慢性腎不全はネコちゃんにとって避けることのできない病気です。

そのため早く発見して早く治療していくことができればそれはネコちゃんたちの長生きに確実につながっていくと私は考えています。

しかしネコちゃんはとてもデリケートな動物のため、すべてのネコちゃんに今回のような検査は難しいかもしれません。
そのためそのネコちゃんに合わせた検査や治療法を行っていくことが一番大事だと思います。

もしも

ネコちゃんが怖がってしまいどうしても病院に連れていけません!


という子だったとしても調べる方法はあります。

今回のブログを読んでネコの慢性腎不全の早期発見早期治療に興味を持たれた方がいましたら、当院までお気軽にご相談ください。



以上、院長でした。
また次回からは新たなトピックをお話ししたいと思います。



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