院長のつぶやき62 ネコの慢性腎不全の早期発見早期治療を目指す ④

前回の続きです!

猫ちゃんの慢性腎不全の早期発見早期治療を目指す!

というテーマで今回お話ししていますが、今回はその早期発見に重要である、IRIS分類の慢性腎不全ステージ1の状態についてより詳しくお話ししたいと思います。

もう一度ステージ1の定義をお話ししますと、


<ステージ1>
血漿クレアチニン濃度
猫 1.6 mg/dl 未満
犬 1.4 mg/dl 未満

(残存している腎機能の割合:
100 〜 33%)


高窒素血症(体の老廃物が血液中にたまってしまうこと。)はない。
通常、臨床症状(見た目で分かる症状)は無い。


つまり、慢性腎不全のステージ1では、見た目で分かる症状は無く、健康診断の血液検査も正常値。
ということなんです。




そんな状態であればステージ1のときに見つけることはできないのではないですか?



そのように思われる飼い主様は多いと思います。

確かに簡単に見つけることはできません。
しかし、慢性腎不全ステージ1を早期発見するためにできることはいくつかあるんです。


実はステージ1の猫ちゃんたちに出てくる可能性のあるサインあります。
ちょっと専門的な用語もありますが、以下のものになります。 ↓


慢性腎不全ステージ1で考えられるいくつかの病態
① 腎性のタンパク尿が持続する。
② ほかの原因疾患がなく尿濃縮能が低下している。
③ 腎臓の触診あるいはが画像検査で異常がみられる。
④ 腎生検で異常がみられる。
⑤ クレアチニン値が1.6mg/dl 以下であるが、徐々に上昇している。


参考文献:CLINIC NOTE No.84 interzoo


いかがでしょうか?

これだけだと何をどうすれば良いか分からないと思いますので、
次回はこの病態をそれぞれ解説しながら慢性腎不全ステージ1の早期発見につなげる検査に関してお話ししていきたいと思います。

つづく



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