院長のつぶやき54 乳腺腫瘍について ⑤

前回の続きです!

細胞診で『乳腺腫瘍』を疑う細胞が見つかりました。

その場合はなるべく早く切除するのをおすすめします。
なぜならば以前お話ししたようにもし悪性であれば転移して命に関わる状態になりかねないからです。

切除のためには麻酔をかけなければいけません。
そのため次のステップとしては術前検査が必要になります。

以前のブログで術前検査のことを書きましたが、乳腺腫瘍切除のための術前検査は特に意識しなければならないことがあります。

術前検査に関する過去のブログはこちらへ
→ 院長のつぶやき49 ペットの歯周病について ⑦


それは

麻酔をかける前の現時点ですでに転移している所見があるか?

ということです。
もし全身のどこかにすでに「がん」を思わせるようなところがあると、すでに転移をしていることになります。
そうなるとたとえ乳腺のしこりを切除しても別のところに「がん」が存在してしまっているので何の解決にもなりません。むしろ極端な話、手術をすることで体に負担をかけ、結果的に寿命を縮めてしまう可能性もあるのです。

そのためこの術前検査がとても重要なのです!

基本的な術前検査の内容は乳腺腫瘍だからといって特別な項目はなく、血液検査と画像診断になります。
しかし、特に意識しなければならないのが胸部のレントゲン検査です。

以前お話ししたように乳腺腫瘍で一番転移しやすい場所は『肺』になります。

そのため胸部のレントゲンで肺に転移所見がないかどうかを確かめる。

それが重要です!
他にも腹部のレントゲン検査や超音波検査で他の臓器の転移所見がないかを確かめる必要もありますが、肺は一番気をつけるポイントになります。




乳腺腫瘍の術前検査について分かって頂けたでしょうか?


今回の検査で明らかな転移所見がなし!

と確認されたら、いよいよ切除になります。
次回は切除の方法についてお話ししていきたいと思います。

つづく






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