院長のつぶやき51 乳腺腫瘍について ②

前回の続きです!

それでは今回から乳腺腫瘍についてお話ししていきたいと思います。

乳腺腫瘍とは

乳腺組織にできた腫瘍

のことです。

乳腺腫瘍の変化の仕方は犬と猫で大きく異なります。

まずは犬の方からお話をすると、

犬の乳腺腫瘍は50%が良性で50%が悪性

と言われています。

つまり半分は悪性の可能性があるということです。

悪性ということは前回の説明の通り転移をする可能性がある腫瘍ということです。

乳腺腫瘍は特に肺に転移をしやすい腫瘍です。

肺は本来酸素と二酸化炭素を交換する大事な組織です。

もし肺の細胞が腫瘍に置き換わると腫瘍になった肺の組織は酸素の交換ができなくなります。

そのため呼吸をしても一回でうまく酸素をとりきることができずハアハア荒い呼吸になっていきます。

そのうち肺の細胞がどんどん腫瘍細胞に変わっていくとより酸素交換ができなくなっていき、苦しくなって亡くなってしまいます。

しかも一度肺に転移をしてしまうと基本的には治すことができません。

そのため乳腺腫瘍は肺に転移をさせる前に早めに切除することがベストな治療となります。


一方、猫の乳腺腫瘍は80%が悪性で20%が良性

と言われています。
(一部の研究では90%が悪性で10%が良性とも言われています。)

つまり猫の乳腺腫瘍のほとんどが悪性であると言えます。

そのため猫の乳腺腫瘍は犬以上に早期発見早期治療が求められる腫瘍と言えます。


次回は乳腺腫瘍の診断方法についてお話ししていきたいと思います。

つづく




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