院長のつぶやき48 ペットの歯周病について ⑥

前回の続きです!
超音波スケーラーによるスケーリングが終わったら、次はポリッシングの行程に入ります。

②ポリッシング(研磨)
歯の表面に残った細かい歯石を除去し、かつスケーリングの行程でできる細かな傷を除去します。

オサダ
 ↑ 当院にある機器と同じものになります。

オサダ2
先端はこのようになります。

オサダ4

このポリッシングの過程は荒研磨と仕上げ研磨の2回行います。
荒研磨でまず細かく残る歯石を除去します。
次に行う仕上げ研磨で歯の表面にできた細かな傷を除去し、歯の表面を滑らかにします。

歯垢・歯石を除去した歯の表面は、細かな凹凸のある状態です。そのためスケーリングを行っただけだとその凹凸の部分にのちのち歯垢・歯石が付着しやすくなってしまいます。
ポリッシングをする事で歯の表面を滑らかにすることで、スケーリング後のキレイな状態を保ち、バイオフィルムや歯垢・歯石の再付着を防ぎます。
口腔内の環境が弱い子はスケーリングをしても時間が経つとどうしても歯垢・歯石は付着してしまいます。それでもこのポリッシングをすると、しないときと比べて再付着の仕方は明らかに違ってきます。

飼い主様には実際見せる機会がありませんが、獣医師はこのような処置を行い歯石の再付着を防ごうとしているのです。


簡単ではありましたが、スケーリング、ポリッシングの処置分かっていただけたでしょうか?

2回にわたりスケーリングの処置についてお話ししてきましたが、ワンちゃんネコちゃんたちはどうしても大人しくじっと口を開けつづけることができません。
そのためこの処置には麻酔が不可欠になります。

「麻酔をかけるのはどうしても心配です!」

そのような飼い主様も多いと思います。
そこで次回は当院での麻酔をかける前に行う事についてお話ししたいと思います。

つづく


参考
①CLINIC NOTE No.77 「イラストを読む犬と猫の臨床歯科」より一部抜粋

②『歯周病とホームケア』セミナー資料より

今回の内容は以前の院内セミナーで学んだ内容の一部です。
このセミナーに関して紹介した過去の記事はこちらに書かれております。
よろしければこちらもご覧になってみてください。
→ 院内セミナー①「歯周病とホームケア」
  院内セミナー②「デンタル製品のご紹介」
  院内セミナー③「デンタルケア 〜 ブラッシング 〜」
  院内セミナー④「デンタルケア 〜 デンタルガム 〜」
  院内セミナー⑤「デンタルケア 〜 アクアデント 〜」




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