院長のつぶやき42 犬が食べてはいけない物

前回のつづきです!

Q4 『犬が食べてはいけないもの』を教えてください!

いろいろありますが、実際問題になるべき代表的な物をお知らせします。
①たまねぎ
②チョコレート
③キシリトールガム
④ぶどう


①、②はよく言われているのでご存知な方も多いと思いますが、③と④は意外と知られていないかもしれません。

①たまねぎ
ワンちゃんネコちゃんの食べさせてはいけないものの代表的存在です。
食べるとその成分により赤血球が壊れ、貧血になってしまいます。しかもその作用を抑える直接的な治療薬はないためたまねぎの成分が体から抜けるまで赤血球は壊され続けます。
以前、ラブラドールが牛丼の汁をちょっと舐めただけでタマネギ中毒になってしまったことも経験しています。個体差がありますが、たまねぎはワンちゃんネコちゃんの近くに置かない方が無難です。
また結構知らない方も多いかもしれませんがユリ科の植物全般(たまねぎもユリ科の植物のひとつ)が動物たちにとっては有毒なため、かじる危険のある観葉植物も置かない方がいいと思います。

②チョコレート
吐き気、下痢などの消化器症状と、頻脈や不整脈などの心臓に負担のかかる症状が出ることがあります。こちらもたまねぎ同様食べて症状が出てきた場合は直接的な治療方法はないため、症状に応じた対処をしていくしかありません。
以前、高齢のシェルティが飼い主様が落としたチョコレートを食べて亡くなってしまったことを実際、経験しています。

③キシリトールガム
犬の体の中でキシリトールはブドウ糖と誤認識され、ある程度の量を食べてしまうとインスリンが出続けてしまう危険性があります。
インスリンは血糖値を下げるホルモンのため、キシリトールによってインスリンが出続けてしまうと、低血糖に陥ります。低血糖による症状としては意識の消失やけいれん、肝障害などを起こす危険があります。低血糖がつづくと命に関わる危険があるため、もしキシリトール中毒になってしまった子は入院でのしっかりした治療が必要です。

④ぶどう
食べることで腎臓が壊死してしまい腎不全になる恐れがあります。
個体差はありますが、命に関わる状態になり、腎臓の構造自体がダメになってしまうため治療に反応しないことも多いです。


すべてに言えることですが、飲んだ直後であれば吐かせることで体に有毒な成分が吸収されるのを最小限にすることができます。そうすればその後有害反応がでてきてもそんなに大事になることはありません。
もし現行犯で見つけたらすぐ病院へ駆け込みましょう!
また食べたあと時間が経っていたとしたらそれこそ気づいた時点でなるべく早めに病院へ行きましょう!
そして血液検査を行い現状を把握すると同時に必要な処置をしていくのが良いと思います。

なんでこんな物を?というのをワンちゃんネコちゃんは食べたり飲んだりしてしまいます。
上記のような典型的な物ではありませんが、以前人のダイエットサプリを一瓶丸ごと食べてしまい亡くなってしまった子も実際私は診た事があります。


「後悔先に立たず」

上記のような中毒や、食べ物以外のものを飲んでしまう異物誤飲はまさにこのことわざがピッタリです。
ワンちゃんネコちゃんの手や口の届く範囲にはなるべく物を置かない事を徹底していきましょう。



以上、飼い主様による質問コーナーでした。

今後も折りをみてこのような企画もしていきたいと思います。

また次回からは新たなお話をしていきたいと思います。







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