院長のつぶやき38 「犬から見た世界」④ 犬が見ている世界とは?

前回の続きです。

引き続きこちらの本に関しての内容をお話ししています。↓


犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること
(2012/03)
アレクサンドラ ホロウィッツ

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今回は犬の視覚についての記述でおもしろかったことをお話しします。

人間と犬の眼の構造の違いによって見え方がだいぶ違うみたいなんです。

一般に信じられているのと違って、犬は色盲ではない。だが犬にとって色彩の果たす役割は、人間にくらべてはるかに軽い。その理由は彼らの網膜にある。人間には三種の錐状体がある。物の形の細部と色彩を知覚するための光受容体で、それぞれが赤、青、そして緑の波長に反応する。犬の錐状体は二つだけで、ひとつは青に、もうひとつは緑がかった黄色に反応する。そしてその二つの錐状体でさえ、人間よりも少ない。それゆえ犬は、青か緑の領域にある色彩をもっともよく認識する。よく掃除した裏庭のプールは犬には輝くように見えるに違いない。(P.157)

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、犬たちは人と違い、赤に近い色の認識ができないようです。

あともう一つ私がへーっと思ったことは
犬は人間よりも世界を早く見ている!
ということです。

本のそのままの抜粋だと分かりづらいと思いますので私が要点を説明すると

動いている物を見るという行為は実際は映画のフィルムのように一つ一つの絵を眼の中の視細胞が情報処理をし、動いているように見えています。
視細胞がその情報処理を行う速度を『閃光融合頻度』というそうなのですが、
人の閃光融合頻度は毎秒60コマであるのに対し、犬は毎秒70〜80コマだそうです。

つまり同じ時間の中で、犬は人よりも10〜20コマ多くの世界を見ているようなんです!

犬が人間のようになぜテレビを楽しまないか?というと私たちが連続した流れで見ているテレビも犬たちにとっては遅すぎて連続には感じてないみたいなんです。


そういう認識で犬たちを見ると、たまに
この子は何を見ているのだろう?
とあさっての方向を見ている犬たちの行動をよく目撃しますが、そのときにもしかしたら私たちが見ることのできない何かを見ているのかもしれませんね!?
そう考えると犬を観察するのがますます楽しくなると思いませんか?


以上、「犬から見た世界」を読んで私が印象に残った点をご紹介させて頂きました。
まだまだ興味深い内容も多く書かれていますので良かったら読んでみてください。
ちょっと表現が分かりづらく読みづらい所もあると思いますが犬好きには楽しい内容だと思いますよ!

次回からはまた新たな内容についてお話ししていきたいと思います。





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