第7回 日本獣医がん学会

どうも!院長です。

昨日私は「第7回 日本獣医がん学会」に参加してきました。

がん学会

今回のメインテーマは
  『肥満細胞腫2012』


ということで前回参加したセミナーと同じく肥満細胞腫に関する内容でした。

前回のセミナーについてはこちらへ
→ 「犬の肥満細胞腫アップデート2012」



本学会では実際の現場で肥満細胞腫に遭遇したときの診断と治療方法に関しての議論がメインでした。
前回のセミナーの報告でもお話ししましたが、肥満細胞腫は比較的発生しやすい腫瘍であり、かつその腫瘍により身体への悪影響度合いが大きく異なるため、初期の診断と治療がとても大事になってきます。

本学会の中ですべての先生が大事だと言っていたのが細胞診と全身のスクリーニング検査です。

細胞診とは腫瘤(できもの)を発見したときに細い針を刺し、それを染色し、顕微鏡で調べる検査です。

これを行わないことには、何もはじまりません。

肥満細胞腫は様子を見ているとどんどん全身に広がっていく恐い腫瘍です。

細胞診で肥満細胞腫だと診断したら、今度は全身のスクリーニング検査をして肥満細胞腫が既に広がっているのかを確かめていきます。

具体的には

周辺リンパ節の細胞診
(肥満細胞腫は近くのリンパ節に転移しやすいため)
血液検査
(内蔵への負担が出ていないか、また血液中に肥満細胞が出ていないかを確認)
レントゲン検査
(各内臓の大きさや形を確認し、明らかな転移がないかのチェック)
超音波検査
(各内臓の構造を確認し、転移がないかのチェック)

というような検査です。

その初期検査によって肥満細胞腫の全身への影響が把握できます。
そこで得られた全身への影響度合いによって初期治療も大きく異なってきます。

本学会ではその初期治療のところでかなり白熱した議論が交わされていました。


初期の検査と治療の大事さを改めて実感したそんな学会になりました。




肥満細胞腫に限らず腫瘍はときに命にも関わる恐いものです。

そのため、自宅のワンちゃんネコちゃんにもし何か腫瘤(できもの)を発見した場合は早めにお近くの動物病院に行って細胞診することをおすすめ致します。

もし腫瘍であれば早めに対処できますし、腫瘍でなければ安心できると思いますので!


以上、院長の学会報告でした。






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