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膀胱炎について

こんにちは!看護師の千葉です

寒い寒い冬が近づいてきて、嫌な季節になってきました。
早めに防寒具を準備しなくてはと、そわそわしています

さて今回は、特に猫の発病率が高い『膀胱炎』についてお話したいと思います。
もともと砂漠に住んでいたねこちゃんは、水が少なくても生きていけるように、体内の水分を大切に使う生き物のため、その体質から泌尿器系の病気になりやすいと言われています。


こんな症状が出たら要注意!!
・何度もトイレへ行く(頻尿)
・トイレへ行くがほとんど尿がでない
・排尿姿勢をとってから尿が出るまで時間がかかる
・血尿が出る
・排尿時に鳴く
・陰部をよく舐める


膀胱炎になっているかもしれません
早めの受診をおすすめします


膀胱炎になる原因とはなんなのでしょうか?

①細菌感染
外部から入った細菌が、なんらかの原因で防ぎきれず、膀胱や尿道の粘膜を傷つけ炎症を起こすことで発症します。
肛門と陰部が近く尿道が短いメスの方が起こりやすいと言われています。

②結晶、結石
食事内容や体質によって、泌尿器にできた結晶や結石が膀胱粘膜を傷つけることで発症します。

③特発性膀胱炎
『特発性』とは、原因が特定できない、あるいは原因不明という意味です。特にねこちゃんでは、膀胱炎の約6割が特発性だと言われていて、原因がはっきり特定できないで膀胱炎の症状が見られる事があります。
発症要因の1つとして、ストレスがあると考えられています。
清潔なトイレを多く設置(頭数+1)したり、清潔な水がいつでも飲めるようにしたり、安心してくつろげる場所を作ったり、遊ぶのが好きな子は遊んであげるなど、普段からストレスの少ない生活を送れるようにしましょう。


膀胱炎になってしまったら!!

〇水分をたくさん取らせて排尿を促し、膀胱内を綺麗にする事が大切です。
〇細菌感染を起こしている場合は、抗生剤による投薬で治療します。
〇結石や結晶の膀胱炎の場合は、療法食などで治療します。
〇療法食で改善が見られない場合は、外科的に摘出しなければならない事もあります。


ひどくなると〝命の危険″

膀胱炎がひどくなり尿道が詰まってしまうと、尿道閉塞になり尿がほとんど出なくなってしまいます。
この状態が何時間も続くと、腎臓の機能が著しく低下し、通常は尿と一緒に体の外へ排泄される有害物質が体内にたまってしまい、放置すると死に至るとても危険な状態になります。この状態を『尿毒症』といいます。
尿が出にくくなり、ぐったりして、嘔吐を繰り返すなどの症状がある場合は、早急に動物病院へ。


私の愛猫も若いころに膀胱炎になり、全く尿が出なくなり、尿毒症になってしまった事があります。
当時働いていた病院で、緊急手術をしてもらって難を逃れました
療法食を与えていたのですが、その後も何度か膀胱炎の症状が出た事がありました。1度発症すると何度も繰り返してしまう事が多い為、適切な管理が必要だと身に染みて感じています。
今は17歳になり元気に過ごしています


毎日の事なので、見逃してしまう事もあるかと思いますが、愛犬愛猫の排尿の様子を観察してみて下さい。
何か異常があった時に、すぐに気づける事があるかもしれません。
おかしいなと思ったら、お気軽にご相談下さい。

以上、千葉でした。



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