犬の肥満細胞腫アップデート 2012

どうも!院長です。

先日私は

犬の肥満細胞腫アップデート2012
 〜 肥満細胞腫に関する情報の洪水を整理する 〜


という製薬会社主催のセミナーに参加してきました。

講師は日本小動物がんセンターのセンター長である小林哲也先生でした。


小林先生は米国獣医内科学専門医(腫瘍学)で、日本での獣医腫瘍学における第一人者です。

私は以前からペットの腫瘍(がん)に関する勉強をしています。
いままで多くの獣医腫瘍学のセミナーや勉強会に参加してきましたが、小林先生はその中でも私が勝手に尊敬をしている先生であり、かつ目標にしている先生でもあるため、このセミナーはとても楽しみにしておりました。

今回のセミナーは私たちホームドクターでも遭遇する機会の多い『肥満細胞腫』に関してのセミナーでとても充実した内容でした。

このブログも見ている方で『肥満細胞腫』についてご存じない方もいるかもしれませんのでまず簡単にご説明したいと思います。

『肥満細胞腫』とは、犬の皮膚腫瘍として多く認められる腫瘍の一つです。
今回のセミナー内での情報を用いて説明をすると、1964年〜2002年に米国で報告された25996件の皮膚腫瘍の中で肥満細胞腫はその11%を占め、全体の中で3番目に多い腫瘍でした。
(ちなみにその調査によると1位は27.4%の脂肪腫、2位は14.1%の腺腫という結果でした。)

犬の肥満細胞腫の発生年齢は中年以降から多くなってきますが、若い子でも発症することがあります。

肥満細胞腫は早い段階で発見し、適切な対処ができれば問題ありません。
しかし発見が遅かったり、適切な処置ができないと、どんどん周囲に腫瘍が広がっていったり、近くのリンパ節や他の臓器に転移し、命に関わることにもなるとても怖い腫瘍なんです。

したがってとても注意が必要な腫瘍であり、かつ治療方法がとても重要な病気になります。

治療に関しても腫瘍の状況やタイプよってその適切な治療が異なってきます。

そのため肥満細胞腫は我々ホームドクターの判断や治療方法で、その後のそのワンちゃんの状態を大きく左右すると言っても過言ではない病気の一つなんです。

「肥満細胞腫」に関して何となく分かっていただけたでしょうか?


本セミナーではそのような肥満細胞腫の治療を最新の物も含めて順序立ててとてもわかりやすく説明されていたのでとてもありがたかったです。
日々の診察でさっそく生かしていきたいと思います。

              


上記のお知らせでも書いていますが、7月8日私は日本獣医がん学会に参加してきます。
今年の学会のメインテーマは本セミナーと同じく『肥満細胞腫』なので、学会参加後にはまたこのブログを通じて皆様にご報告したいと思っています。
休診日にしてしまいご迷惑おかけしますが、よろしくお願い致します。






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