院長のつぶやき28 「てんかん発作」について ④

前回の続きです!

それでは実際、当院での『てんかん発作』を疑うときの診断方法についてお話ししたいと思います。

第一段階:院内検査 
 〜 頭蓋外の原因の除外 〜


前回お話しした通り、発作は頭の外の問題と頭の中の問題が生じることで出ることがあります。

そのためまず、頭の外の問題がないかどうかを調べるために、院内で検査可能な検査(血液検査、レントゲン検査、超音波検査、心電図検査など)を行います。

その検査で何か異常が出てくれば頭の外に発作の原因があると確定されます。

もしこの時点で異常が出た子に関してはその原因に対する治療をすすめていくようになります。

通常、『てんかん発作』の場合はこれら院内の検査はすべて異常なしという結果になります。



第2段階:MRI検査(院外検査) 
 〜 頭蓋内の原因の除外 〜


頭の外の問題がないことが分かったので、次に頭の中の問題を調べていきます。

頭の中の検査に関しては人間と同様、MRI検査になります。
当院ではMRIは常設していないので、近くの動物検診センターを紹介します。
(当院のような小さな病院ではなく、大きな動物病院であればMRIを常設しているところもありますのでMRI検査に関しては主治医にご相談いただくのが良いと思います。)

MRIを行うと、頭の中の問題が分かります。具体的には奇形(水頭症など)、脳炎、脳腫瘍など見た目では分からない異常が発見できることがあります。

もしそれら頭の中の異常が見つかった場合はその原因に応じた治療をしていきます。

MRIでも異常なしと診断された子に関して、ここでようやく「てんかん」と診断されることになります。


「てんかん」の診断方法分かっていただけたでしょうか?

けっこう診断されるまでは大掛かりですよね・・・。

『発作はそれだけ原因も多く、診断と治療は慎重に行わなければいけない』

そのように飼い主樣方に理解して頂ければ幸いです。


「そうはいっても検査はやはり費用がかかるので、ここまで検査をしなくても何か『てんかん発作』と見極めるポイントはないの?」

そのように思う方も当然いらっしゃると思うので、次回その辺りを少しお話ししたいと思います。

つづく

なるほど




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