院長のつぶやき23 皮膚がかゆいんです! ⑧

前回の続きです!

この数回、食事性アレルギーについてお話ししてきましたが、

「フード療法を試してもまだまだかゆい」

そのような子はアトピー性皮膚炎の可能性が高いと思います。

以前もお話ししましたが、一般的なアトピー性皮膚炎の診断基準は以下のようになります。

〔アトピー性皮膚炎の診断基準〕

1. 3歳以下で初発症状

2. 主に室内飼育

3. ステロイド反応性の痒み
(ステロイドを飲ませると良くなるかゆみ)

4. 病変より前に掻痒が存在する
(皮膚炎などがないのにかゆみがあること)

5. 前肢趾端に病変がある
 (前足をかじる行動が目立つ)

6. 耳介に病変がある
 (耳の内側、耳の穴の入り口前の部分)

7. 耳介辺縁部には病変がない
 (耳のふちの部分)
→ 病変があるのは「カイセン」というダニを疑う!

8. 背側腰部には病変がない
 (背中側の腰の部分)
→ 病変があるのは「ノミ」を疑う!


※診断基準のうち、5つに該当するとアトピー性皮膚炎と診断がつきます。



教科書上のアトピー性皮膚炎は上記のように説明されていますが、実際の現場ではいろいろな要因が絡み合い、はっきりと診断できないことも多くあります。

そのため世の中の多くの獣医さんは自分の経験をふまえながら皮膚のかゆみの原因が「アトピー性皮膚炎」なのか、他の原因が関与しているのかを診断しているのです。

そして治療は内服薬やサプリメント、注射治療などさまざまな方法があります。
どのような治療をとられるかは診断した獣医さんの得意としている方法で治療をとられているのが実際のところです。

「ではどのような診断と治療をする病院がいいのか?」


という疑問が出てくるかもしれません。

残念ながらその問いに対する明確な答えはありません。
皮膚病に限らず、獣医療は結局個々の先生の知識と経験が左右するからです。

その答えになるかは分かりませんが、もし不安な点、疑問点等があれば主治医の先生に素直に聞いてもらうのがやはり一番確実だと思います。
先生はそれぞれ自分が考えうる最善の治療を行っていると思います。
そのため飼い主様が疑問に思うことなどあれば、正直に聞いてもらうことでそれに関しての明確な理由を答えてもらえると思いますよ。

そのようなわけで次回は、参考として当院でのかゆみのワンちゃんが来たときの診察や治療の仕方についてお話ししたいと思います。

つづく

お手上げ








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