院長のつぶやき192  猫の加齢とともに気をつけるべき病気 ⑥

前回の続きです!

糖尿病になるとどうなるか?

について今回はお話ししたいと思います。

糖尿病になると以下のような症状が出てくることがあります。

多飲多尿(たくさんお水をのみたくさん尿をする。)
多食(進行すると食欲低下。)
・歩き方がおかしくなる(かかとをつけて歩く。)
・元気消失
・衰弱
・体重減少

そして糖尿病において最も気をつけるべきことが
糖尿病性ケトアシドーシス

という状態になることです。

前回お話ししたようにネコちゃんは通常ブドウ糖をエネルギーとして使用しています。
しかしブドウ糖をエネルギーで使用するにはインスリンが必要です。
糖尿病のネコちゃんはインスリンが利用できないのでブドウ糖をエネルギーとして使用することができなくなっています。
そうするとネコちゃんの体の中ではブドウ糖以外の物質をエネルギーとして利用せざるをえません。
ブドウ糖以外のエネルギー源として代表的なものが脂肪になります。
ただ脂肪は本来エネルギー源としては使用するものではないのでそのままでは利用しづらく、体内でケトンと呼ばれる物質に変換され、そのケトンがエネルギー源として利用されます。
ただケトンはブドウ糖と比べてエネルギーとして使える量がとても少なく、ケトン自体も体に毒性があります。
そのため体内にケトンが溜まってくると全身に悪影響を与え、命にかかわる危険な状態になります。
その危険な状態が糖尿病性ケトアシドーシスになります。

病院で糖尿病を発見する場合、そのほとんどはネコちゃんが具合悪くなってきてから来院するため、この糖尿病性ケトアシドーシスの状態になっていることが多いです。
そうするとその状態によっては連れてきてもらった時点で体はボロボロになっているため長期の入院が必要になったり、場合によっては助けられず亡くなってしまうこともあります。

そのためなるべく早期に糖尿病を見つけてあげることが大事になってきます。

次回はそんな糖尿病の診断についてお話ししたいと思います。

つづく


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