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院長のつぶやき190  猫の加齢とともに気をつけるべき病気 ④

前回の続きです!

今回は慢性腎臓病の診断方法についてお話ししたいと思います。

以前もお話ししましたが、慢性腎臓病ステージ1の病態を考えたとき、見た目の症状が出る前の慢性腎臓病を発見するに最も重要な検査は尿検査です!

血液検査で腎臓関連の項目が悪化してくるのは慢性腎臓病ステージ2以降になります。
ただ血液検査で異常が見つかるときはすでに腎機能が70%以上悪くなっています。
そのため血液検査では慢性腎臓病の初期を発見することはできません。

そのため初期段階に気づくのに有効なのが尿検査になります。
腎臓が悪くなってくると尿中にタンパクが漏れ出てきます。
尿検査を行うことで尿中にタンパクが出てきているかを調べることができます。

したがって慢性腎臓病を早期発見するには、尿検査が有効です。
そして血液検査に関しても初期を発見することはできないと言いましたが、腎機能低下のサインを発見する方法があります。
それは定期的に血液検査を行うことです。

定期的に血液検査をする中で測定するごとに徐々に腎臓関連の数値が上がってくる場合は腎機能が落ちてきている可能性があります。

そのためネコちゃんのもっとも気をつけるべき病気である慢性腎臓病とうまく付き合っていくには、定期的な血液検査と尿検査をおすすめしています。
若い子は半年に1回、シニアになってきたら3〜4ヶ月に1回を目安に定期検査をしてあげると良いと思います。

現在当院では定期検査のきっかけとして秋のネコちゃん健診キャンペーンを実施しています。
キャットアワーもありますのでぜひご利用ください。

慢性腎臓病については今回で一区切りにしたいと思います。
ネコちゃんの加齢とともに気をつけるべき病気、次回からは新たな病気についてお話していきます。

つづく


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