院長のつぶやき188 猫の加齢とともに気をつけるべき病気 ②

前回の続きです!

それではこれからネコちゃんの加齢とともに気をつけるべき病気についてお話ししていきたいと思います。

まずは前回のブログで7歳以上のネコちゃんの病気第1位である「腎不全」についてお話ししたいと思います。


まずはじめにちょっと細かい話になってしまうのですが、「腎不全」という言葉の定義についてお話ししたいと思います。
昔から腎臓が悪くなってくると「腎不全」と表現することが多かったのですが、厳密にいいますと「腎不全」は腎臓という臓器自体だけを表現するものになります。
しかし腎臓はさまざまな原因でその機能が落ちてくることから、最近では原因に関わらず腎機能が低下した病気を「慢性腎臓病」と呼んでいます。
そして今回の「猫の加齢とともに気をつけるべき病気」として皆様に知っていただきたい病気が、見た目で症状が出てこない早期の「慢性腎臓病」になります。

そのため以後は慢性腎不全ではなく慢性腎臓病と表現していきたいと思います。


ネコちゃんの慢性腎臓病は加齢とともにその発症率は増えてきます。以前のブログでも紹介した犬と猫の慢性腎臓病の発症率のグラフをご覧下さい。


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参考文献:CLINIC NOTE No.84 ( interzoo) より

このグラフを見るとネコちゃんの慢性腎臓病の発症は7歳以上から増え始め、10歳を超えてくると一気にその発生率は増えてきます。

慢性腎臓病は数ヶ月〜数年単位でゆっくりと腎臓の機能が落ちてきます。

ただここで気をつけなければいけないのが腎臓は予備能力が高いので、腎機能が落ちてきても初期の頃には見た目にはほとんど体調の変化等が現れないことです!

一般的には腎機能が75%以上障害をうけてくるとようやく見た目でも分かる症状が出てくると言われています。

また慢性腎不全は時間の経過とともに腎臓の組織が壊されていきます。そのため一度進行すると元の状態に戻すことはできません。

つまり症状が出た頃にはすでに取り返しのつかない状態になっているのです。
そのため早期発見早期治療がとても大事な病気であると言えます。

次回は慢性腎臓病の症状についてお話ししていきたいと思います。

つづく



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