院長のつぶやき19 皮膚がかゆいんです!! ④

前回の続きです!


そして残されたあと2つ

⑥食物性アレルギー
⑦アトピー性皮膚炎


に関しては基本はかゆみを完全にとってあげるのは不可能な皮膚病になります。

厳密にいえば間違っていることもあるかもしれませんが、食物性アレルギー、アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎といってアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因、その子によって何がアレルゲンなのかは異なる。)により体の免疫が過剰反応を起こし、かゆみを伴う皮膚炎に発展していきます。

本当に大雑把な表現をすると、

食物性アレルギー → 食事のアレルゲンによって引き起こされるアレルギー

アトピー性皮膚炎 → 環境中のアレルゲンによって引き起こされるアレルギー


と言うことができます。

このアレルギー性皮膚炎に関しては昔から『コップの理論』ということが言われています。

つまり、


アレルギーの発症は、二つ以上の要因が重なり、自分の許容量を超えると症状が出てくる。
対策としては、生活環境中で可能な限りアレルゲンを除去することで許容量を超えさせないようにする。


というものです。

理解してもらいやすくするために、私の低レベルな絵を使って説明したいと思います。

1_20120505223742.jpg

 

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そのコップの中にさまざまなアレルゲンが入ってきます。食事性アレルゲンもその中の一つです。

 

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食事以外にもハウスダストや花粉など環境性のアレルゲンがコップの中にどんどん入ってきます。

 

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自分の持つコップの許容量以上にアレルゲンが入ってきてコップからあふれ出てしまうと、アレルギーが発症し、かゆみなどの症状が出てきます。

 

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アレルギーを発症させないためには生活環境中で可能な限りアレルゲンを除去する(例:食事中のアレルゲンなど)。それによりコップからあふれ出ることがなくなり、アレルギーが発症せず、かゆみが出なくなる。


これが『コップの理論』の簡単な説明になります。
この理論を聞くと、

「かゆみをすっかり治すことができるのではないですか?」

そう思われる方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、理論はしょせん理論。現実は理論通りにいかないこともあるんです。
そのあたりを次回またお話したいと思います。

つづく





※参考文献「アレルギー性皮膚炎」パンフレット



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