院長のつぶやき185 犬のリンパ腫について⑩

前回の続きです!

それでは今回はリンパ腫の治療方法である化学療法(抗がん剤)についてお話ししたいと思います。

まず一番初めの方でもお話ししましたが、リンパ腫は無治療だと4~6週間で亡くなってしまうと言われています。
また血液のがんのため外科手術で治癒を目指せる病気でもありません。
そのため抗がん剤を用いてがん細胞を体からどんどん少なくさせていき、完全寛解の状態をなるべく長期間維持していくのが治療の目的になってきます。
抗がん剤に関しては以前もお話したことがありますが、同じ抗がん剤を使い続けると、だんだんその抗がん剤が効きづらくなるため、通常複数の抗がん剤を組み合わせて治療を行う多剤併用療法がリンパ腫の場合だと有効と言われています。

当院でもリンパ腫の治療を行う場合は多剤併用療法を最も行っています。
もちろん飼い主様の来院できる頻度や費用などによってもできる治療は異なってきますので、しっかりお話しした上で治療を開始しています。

また診断のところでもお話ししましたが、リンパ腫はタイプにより治療方法も異なります。

現状での当院の治療方法としては
High gradeのタイプであれば多剤併用療法を選択し、BcellとTcellでまた多剤併用療法の種類を変更することもあります。
またLow gradeであれば、経口投与が可能な抗がん剤でマイルドに治療をとっていったり、無治療で様子をみていく場合もあります。

次回はこのシリーズの最後になります。
最後は皆様も心配されていると思います抗がん剤の副作用についてお話ししたいと思います。

つづく



<参考文献>
小動物の腫瘍診療指針 ファームプレス
犬と猫の治療ガイド2012 interzoo
Joncol特集リンパ腫最前線2008 ファームプレス 
小動物腫瘍科専門医 Oncology インターズ―

犬のリンパ腫


<お知らせ>

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