院長のつぶやき179 犬のリンパ腫について④

前回の続きです!

今回はリンパ腫のステージ分類についてお話ししたいと思います。
前回のお話のようにリンパ腫にはさまざまな症状が出てきます。
特にリンパ腫は血液のがんのためリンパ腫がどれくらい全身に悪影響を及ぼしているかを知ることが重要です。
そのためリンパ腫には臨床ステージの分類がされています。
これによりその後の治療に対する反応や経過などを把握することができます。(予後判定)


☆リンパ腫の臨床ステージ
ステージ:基準
ステージⅠ:単独のリンパ節・リンパ器官に限局
ステージⅡ:局所リンパ節の腫脹(2つ以上の腫大)
ステージⅢ:全身のリンパ節の腫脹
ステージⅣ:ステージⅢに加えて肝臓・脾臓にリンパ腫が波及
ステージⅤ:骨髄、非リンパ系組織(眼、中枢神経、肺など)にリンパ腫が波及

サブステージa :どのステージであっても、全身的な臨床症状が認められない。
サブステージb:どのステージであっても、全身的な臨床症状を伴う。


一般的にはステージが進んでいるほど状態は悪く、またサブステージaよりもbの方が状態は悪いです。
このようなステージ分類によって予後(将来的な見通しのこと)の目安にもなります。
予後に関してはのちのちお話ししたいと思います。


次回はリンパ腫の診断方法についてお話ししたいと思います。


つづく


<参考文献>
小動物の腫瘍診療指針 ファームプレス
犬と猫の治療ガイド2012 interzoo
Joncol特集リンパ腫最前線2008 ファームプレス 
小動物腫瘍科専門医 Oncology インターズ―

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