院長のつぶやき180 犬のリンパ腫について⑤

前回の続きです!

それでは徐々にリンパ腫の診断についてのお話に移っていきたいと思います。
リンパ腫は近年、細胞の種類により病気の進行の仕方や、治療に対する反応の違いなどがあることが分かっています。
今回はかなり専門的な内容なのでとても分かりづらいと思いますが、なんとなくリンパ腫はこのようになっているのかぐらいに思ってください。この分類によって後々の治療方法が変わってきますのでご理解ください。

まずリンパ腫細胞の大きな分類として
B-cell型とT-cell型というものに分けられます。

その発生頻度としてはB-cell型が76%、T-cell型22%、B-cell型とT-cell型両方とも当てはまらない型が2%と言われています。

一般的にはB-cell型よりもT-cell型の方がタイプとしては悪く、再発までの期間がB-cellより短く、生存期間も短くなります。

★犬のリンパ腫におけるImmunophenotypingの臨床的意義
再発までの期間
T-cell(52日) VS  B-cell(160日)
    
生存期間
T-cell(153日) VS  B-celll(330日)


またリンパ腫にはB-cell型、T-cell型の分類とは別に「悪性度」によって
高悪性(High-grade)と低悪性度(Low-grade)という分類があります。

High-gradeとLow-gradeの違いに関してはまた次回お話ししたいと思います。

つづく



<参考文献>
小動物の腫瘍診療指針 ファームプレス
犬と猫の治療ガイド2012 interzoo
Joncol特集リンパ腫最前線2008 ファームプレス 
小動物腫瘍科専門医 Oncology インターズ―




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