実は「てんかん発作」が隠れているかも?

どうも院長です!
先日私は共立製薬主催のセミナーに参加してきました。



「エピレス錠」発売記念セミナー

〜犬のてんかんの診断と治療〜

講師:松木直章 先生
東京大学 獣医臨床病理学研究室 教授



今回は、犬のてんかんの診断と治療についてのお話でした。
前々回にもてんかんの最新治療戦略ということでてんかんのお話を聞きましたが、今回もテーマとしては同じでしたが、また違った切り口の内容でとても勉強になりました。

今回のセミナーで皆様に知っておいてほしい内容は、

行動異常と思っているものの中に「てんかん発作」が隠れているかもしれない!

ということです。
てんかん発作は、出てくる様子によって「全般発作」と「焦点性発作」(旧名:部分発作)という分類分けができます。

全般発作は脳全域の電気的異常で、意識を完全に失います。

一方の焦点性発作は脳局所の電気的異常で、意識を失うこともありますが、通常意識は残ることが多いです。

その焦点性発作の例をセミナーでは動画を使って説明していただいたのですが、
その症状は一見すると発作とは関連なさそうな動作に見えます。

見せてもらった動画を簡単にお伝えすると、

運動発作:後ろ足の一部が意識と関係なく上がる。
蝿咬み:突然上を見て口をパクパクさせる。(おそらく幻が見えている。ひどい子は空中に向かってジャンプをする子もいるようです。)
自動症:突然、顔を掻きむしる動作をする。
尾追い、尾かじり:自分のシッポを追いかけてグルグル回る、シッポを噛む。
激怒、攻撃:普段いい子が突然唸ったり、噛んだりする。

特に足を意味なく挙げる、シッポを追いかけてグルグル回る、などは皆様も目にしてことはあるのではないでしょうか?
実際これらは問題行動としての異常である場合ももちろんありますが、実は焦点性発作の可能性もあるそうです。
その2つの鑑別は難しいように思うかもしれませんが、
問題行動なのか焦点性発作なのかを見極めるには脳波検査を行うとはっきりと診断が付くそうです。

もしも問題行動が何をしても改善しないワンちゃんの飼い主様がいらしたら実はその行動はてんかん発作なのかもしれません。

松木先生のいる東大では行動診療科もあるそうなのでもしそのようなワンちゃんがいらしたらぜひ受診されることをおススメしていました。

このような焦点発作かどうかを見極めるためにぜひやっていただきたいのが前回もお話しした

動画の撮影

を行うことです。初めてのときは余裕ないかもしれませんが、動画があると診断する上での判断のプラスになります。ぜひお願い致します。



以上セミナー報告でした。

またセミナーに参加した際は皆様に報告したいと思います。

過去のセミナー参加報告はこちらへ







<お知らせ>
当院の情報をより分かりやすくお伝えするためにホームページを新しくしました!  
ベイタウンペットクリニックのホームページ

※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
 → つぶやきのまとめ


  

関連記事
プロフィール

ベイタウンペットクリニック

Author:ベイタウンペットクリニック
ベイタウンペットクリニックです。
当院では皆様の大切な家族をサポート、飼い主様との十分なコミュニケーションをとり楽しいペットライフを提供するとともに地域密着ホームドクターを目指しています。

☆初めての方はこちらへ
☆お知らせ
☆記事まとめ
ホテルまとめ
ねこのぺーじ
セミナー参加報告
いろいろな病気の解説をしています↓
院長つぶやきまとめ
☆地域猫募金について
最新記事
カテゴリ
おすすめサイト
ツイッターやってます!

ランキング


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

blogramで人気ブログを分析
アクセスカウンター