震災追悼講演パート3

前回の続きです!
これまで2回にわたり福島での動物救護のお話をしてきましたが、
最後に永田先生の皮膚病に関するセミナーの報告をしたいと思います。




震災追悼講演
皮膚科専門医のカルテより Part2
〜 どう考え、どう治療していくのか、のぞいてみよう! 〜

講師:永田 雅彦 先生
獣医師 博士(獣医学)/アジア獣医皮膚科専門医/ASC代表
どうぶつの総合病院 皮膚科部長



今回のお話は教科書的な典型的な皮膚病の診断ではなく、皮膚科専門医ならではのはっきりと原因がつかめない症例に対してのアプローチの方法についてがメインでした。

その中で印象に残った永田先生のお話の内容はといいますと、

皮膚血管の血流障害による皮膚病が意外に多いのではないか

というものです。

まだエビデンスなどもないこれからの分野だと永田先生はおっしゃっていましたが、

今回紹介していた症例でその例をお話ししていたので、その概要をお話ししたいと思います。

そのワンちゃんは腰の付近に発生したカサブタを伴う皮膚病があり、かかりつけの先生が抗生物質やステロイド剤を処方するが反応せず、永田先生のところに来院されました。
さまざまな検査をしたのですがはっきりした原因の特定には至らず、最後に行った皮膚生検の結果、そのワンちゃんは犬の皮膚組織に通常あるようなコラーゲンの束がほとんどなくスカスカな状態であることがわかりました。
その結果を見て、炎症止めの薬と血管を強化する作用を持つ薬を処方した所、すっかり皮膚が改善されたようでした。

今回紹介されたような皮膚病は原因を特定するのがとても難しいものであるため実際診療を進めていくときはとても大変だと思います。

そしてこのようななかなか治らない皮膚病は飼い主様にとってもすぐに結果がでないため不安にさせてしまうことも多いと思います。

私も治らない皮膚病に悩まされることも多いですが、今回の永田先生の診察のやり方を学び、皮膚病へのアプローチの考え方とどんなに治らなくても可能性を考え諦めない姿勢がいかに大事かが分かりました。

今後の診療に生かせるとても有意義な講演でした。

以上セミナー報告でした。

またセミナーに参加した際は皆様に報告したいと思います。


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