ベイタウンペットクリニックBlog
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イギリス文学
こんにちは、樋口です
読書の秋ですので、本日は私の1番好きな作家ジェイン・オースティンについて語りたいと思います
みなさま、映画「プライドと偏見(Pride & Prejudice)」をご存知でしょうか
こちらです
字幕がないのですが、雰囲気をつかんでいただければと思います
キーラ・ナイトレイが主人公のエリザベスを演じています
これはジェイン・オースティンの「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」が原作です
とてもオススメの本ですので(本が苦手な方は映画から)、今秋に読んで、観て頂きたい作品です
では少しあらすじのご紹介です
18世紀末、イギリスの田舎町に住む5人の娘たちを持つベネット家の母は、娘たちを全員嫁に出すことが1番の願い。なぜならその時代、女性に相続権がなく、ベネット氏が死去した場合、無一文になるからである。そんなある日、ベネット家の隣に、大金持ちのビングリーとダーシーという男性2人がやってくる。
とある舞踏会の夜、主人公エリザベス・ベネットはダーシーに出会う。しかしエリザベスが抱いたダーシーに対する第一印象は最悪なものであった。一方ダーシーは、エリザベスに惹かれていくのですが・・・・・
あらすじだけ見ると近年のラブコメそのものですが、これが書かれたのがおよそ200年前なんです
ジェイン・オースティンの作品が現代のラブコメの原点とも言えるかもしれません
映画や本で有名な「ブリジット・ジョーンズの日記」の基となったとも言われています
この映画や本の1番の見所は、その時代、女性の立場が弱かったにも関わらず主人公であるエリザベスは自分の考えを貫こうとするところです
エリザベスの考えとは、「愛なしに結婚はできない」ということです。今では普通の考え方かもしれませんが、あらすじでも述べた通り、女性に相続権がないので、政略結婚が一般的でした
もちろん女性が社会で働くとは考えられていない時代です
私の考えではエリザベスと原作の作者ジェイン・オースティンが似ていると思うのです
その理由はジェインの結婚についての人生に関係してきます
作品の背景とも言える事柄です。これを知っていただければ、もっと作品がおもしろくなるかもしれませんので、ここで少しご紹介します
ジェインは20歳の結婚適齢期にある人に恋に落ちます
その時に執筆されたのが、この「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」です
その時の彼女の希望や願望、すべての気持ちがこの作品の中に詰まっていると思います
しかし、ジェインは恋をした相手と(おそらく両思いでしたが)結ばれることができませんでした
これも経済的な理由が背景にあります
その後、彼女が27歳の時、友人の弟からの結婚の申し込みもありましたが、「イエス」と答えた翌日に断りを入れています
条件はとても良かったのですが、彼を好きではなかったがゆえに断ったのです
その気持ちは33歳になっても変わらず、その当時の彼女の手紙には「誰でも一生に一度は、恋愛によって結婚する権利があると思います」と言っています
ジェインはこの考えを貫き、生涯独身でした
彼女はこの時代にはありえないくらい珍しい存在の恋愛結婚主義者だったのです
ですので、彼女もエリザベスと同様、政略結婚に反対で恋愛主義結婚者だったのだと言えるのではないかと思うのです
そんなジェイン・オースティンの恋愛模様を描いた映画がこちら
「ジェイン・オースティン 秘められた恋(Becoming Jane)」(すみません、こちらも字幕なしです
)
こちらは現実的なラブストーリーです
ジェイン・オースティンという人柄に興味をもたれた方にオススメです
参考
『高慢と偏見(上・下)』、『ジェイン・オースティンの手紙』、『ビカミング・ジェイン・オースティン』
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みなさま、映画「プライドと偏見(Pride & Prejudice)」をご存知でしょうか

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これはジェイン・オースティンの「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」が原作です

とてもオススメの本ですので(本が苦手な方は映画から)、今秋に読んで、観て頂きたい作品です

では少しあらすじのご紹介です

18世紀末、イギリスの田舎町に住む5人の娘たちを持つベネット家の母は、娘たちを全員嫁に出すことが1番の願い。なぜならその時代、女性に相続権がなく、ベネット氏が死去した場合、無一文になるからである。そんなある日、ベネット家の隣に、大金持ちのビングリーとダーシーという男性2人がやってくる。
とある舞踏会の夜、主人公エリザベス・ベネットはダーシーに出会う。しかしエリザベスが抱いたダーシーに対する第一印象は最悪なものであった。一方ダーシーは、エリザベスに惹かれていくのですが・・・・・
あらすじだけ見ると近年のラブコメそのものですが、これが書かれたのがおよそ200年前なんです

ジェイン・オースティンの作品が現代のラブコメの原点とも言えるかもしれません

映画や本で有名な「ブリジット・ジョーンズの日記」の基となったとも言われています

この映画や本の1番の見所は、その時代、女性の立場が弱かったにも関わらず主人公であるエリザベスは自分の考えを貫こうとするところです

エリザベスの考えとは、「愛なしに結婚はできない」ということです。今では普通の考え方かもしれませんが、あらすじでも述べた通り、女性に相続権がないので、政略結婚が一般的でした

もちろん女性が社会で働くとは考えられていない時代です

私の考えではエリザベスと原作の作者ジェイン・オースティンが似ていると思うのです

その理由はジェインの結婚についての人生に関係してきます

作品の背景とも言える事柄です。これを知っていただければ、もっと作品がおもしろくなるかもしれませんので、ここで少しご紹介します

ジェインは20歳の結婚適齢期にある人に恋に落ちます

その時に執筆されたのが、この「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」です

その時の彼女の希望や願望、すべての気持ちがこの作品の中に詰まっていると思います

しかし、ジェインは恋をした相手と(おそらく両思いでしたが)結ばれることができませんでした

これも経済的な理由が背景にあります

その後、彼女が27歳の時、友人の弟からの結婚の申し込みもありましたが、「イエス」と答えた翌日に断りを入れています

条件はとても良かったのですが、彼を好きではなかったがゆえに断ったのです

その気持ちは33歳になっても変わらず、その当時の彼女の手紙には「誰でも一生に一度は、恋愛によって結婚する権利があると思います」と言っています

ジェインはこの考えを貫き、生涯独身でした

彼女はこの時代にはありえないくらい珍しい存在の恋愛結婚主義者だったのです

ですので、彼女もエリザベスと同様、政略結婚に反対で恋愛主義結婚者だったのだと言えるのではないかと思うのです

そんなジェイン・オースティンの恋愛模様を描いた映画がこちら




こちらは現実的なラブストーリーです

ジェイン・オースティンという人柄に興味をもたれた方にオススメです

参考
『高慢と偏見(上・下)』、『ジェイン・オースティンの手紙』、『ビカミング・ジェイン・オースティン』
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