ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
<<うさぎの美瑛ちゃんのホテル日記 | ホーム | ヨーロッパのワンコたち第2弾 (前回、画像不良だったため再び更新)>>
院長のつぶやき5 ~ 血液検査のすすめ 肝臓編 ④ ~
前回の続きです。
血液検査のすすめ 肝臓編 ④
伊藤OGちゃん(仮名)9歳 ミニチュア・シュナウザー
吐き気があって、食欲が落ちてきているということで来院したOGちゃん。
伊藤様の後ろをよろめきながら何とかついてくる、という状態です。
待合室から診察室に入る歩き方だけ見ても明らかに具合が悪い様子でした。
伊藤様の話によると、
一週間前ぐらいは全く様子の変化もなく普通で、特に何か食べ慣れないものを食べたり、異物を飲み込んでしまうなどのアクシデントはなかったとのことでした。
では診察を始めますね、と看護士がOGちゃんを診察台に乗せました。
うつろな目で私を見つめるOGちゃん
私はすぐにOGちゃんに異常があることがわかりました。
私を見つめるOGちゃんの目がはっきりと黄色く色づいていたのでした。
つまり黄疸(おうだん)です。
黄疸とは、赤血球が壊れた後に出てくるビリルビンという色素が何らかの原因で血液中に異常に増加し、全身の皮膚や粘膜が黄色く染まって見える状態のことです。
黄疸は正常では出ることのない症状なので、これが出ているときは具合がかなり悪い状態であるといえます。
ちなみに黄疸が出る要因としては
① 赤血球が多く壊れてビリルビンが多量に血液中に出現した時。
② 肝臓の機能が著しく低下し、ビリルビンが胆管に流れ出ないで血液へ逆流した時。
③ 胆管が何かしらの原因で詰まってしまい、ビリルビンが小腸へ出ていかないで血液へ逆流した時。
などがあります。
つづく

<お知らせ>
新たなフードサービス実施します!
春健診のお知らせ
猫の甲状腺検診のお知らせ
ライフステージごとの健診のすすめ
血液検査のすすめ 肝臓編 ④
伊藤OGちゃん(仮名)9歳 ミニチュア・シュナウザー
吐き気があって、食欲が落ちてきているということで来院したOGちゃん。
伊藤様の後ろをよろめきながら何とかついてくる、という状態です。
待合室から診察室に入る歩き方だけ見ても明らかに具合が悪い様子でした。
伊藤様の話によると、
一週間前ぐらいは全く様子の変化もなく普通で、特に何か食べ慣れないものを食べたり、異物を飲み込んでしまうなどのアクシデントはなかったとのことでした。
では診察を始めますね、と看護士がOGちゃんを診察台に乗せました。
うつろな目で私を見つめるOGちゃん
私はすぐにOGちゃんに異常があることがわかりました。
私を見つめるOGちゃんの目がはっきりと黄色く色づいていたのでした。
つまり黄疸(おうだん)です。
黄疸とは、赤血球が壊れた後に出てくるビリルビンという色素が何らかの原因で血液中に異常に増加し、全身の皮膚や粘膜が黄色く染まって見える状態のことです。
黄疸は正常では出ることのない症状なので、これが出ているときは具合がかなり悪い状態であるといえます。
ちなみに黄疸が出る要因としては
① 赤血球が多く壊れてビリルビンが多量に血液中に出現した時。
② 肝臓の機能が著しく低下し、ビリルビンが胆管に流れ出ないで血液へ逆流した時。
③ 胆管が何かしらの原因で詰まってしまい、ビリルビンが小腸へ出ていかないで血液へ逆流した時。
などがあります。
つづく


新たなフードサービス実施します!
春健診のお知らせ
猫の甲状腺検診のお知らせ
ライフステージごとの健診のすすめ
| ホーム |