ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
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院長のつぶやき174 猫のアレルギー性皮膚炎の診断と治療について⑦
前回の続きです!
それでは非ノミ非食物アレルギーの治療方法についてお話ししたいと思います。
1)ステロイド剤
2)免疫抑制剤
3)減感作療法
1)、2)に関しては、内服薬により体の中で起きている異常なアレルギー反応を抑えていく事でかゆみをコントロールしていく治療方法です。
犬のアトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド剤はとても反応しやすく治療ではよく使用されています。
しかしステロイド剤を毎日使わないとかゆみがコントロールできないような重度のアトピー性皮膚炎のワンちゃんに関しては、長期的にステロイド剤を使用し続けると副作用などで体のバランスが崩れてきてしまう可能性があります。
そのため免疫抑制剤を併用してステロイド剤を減量していくようにしていくことが治療で必要になってきます。
猫ちゃんの非ノミ非食物アレルギー性皮膚炎の治療も犬のアトピー性皮膚炎の治療と同様でステロイド剤や免疫抑制剤を使用していきます。
そして猫も犬と同様でステロイド剤の長期投与をしていくと体のバランスを崩し、糖尿病になってしまったりなど他の病気に発展する事があります。
そのためステロイド剤はあくまで短期的に使用していく事が多いです。
犬との違いとしては猫は免疫抑制剤がよく反応してくれる傾向があります。
免疫抑制剤単独でも強いかゆみを抑えてくれる事も多いため、猫のアレルギーでは治療のメインとして免疫抑制剤を使用していきます。
免疫抑制剤の具体的な治療方法については次回お話ししていきたいと思います。

ただ猫は飲み薬が大変なこと多いです。
飲み薬をどうしても飲ませられない猫ちゃんは3)の減感作療法をおすすめしています。
非ノミ非食物アレルギー性皮膚炎はまだ解明されていない病気のため、この減感作療法も研究があまり進んでいないのが現状です。
ただ実際アレルギーの検査で陽性が出ている子は治療を行うと反応してくれる事が多いです。
薬が飲めない子に関してはこの減感作療法は試す価値があると思います。
参考にしていただければ幸いです。
それでは次回、免疫抑制剤の治療方法についてお話ししたいと思います。
つづく

参考文献:アトピカ内用液新発売記念セミナー資料
アトピカ内用液新発売記念セミナーレポート
<お知らせ>
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ベイタウンペットクリニックのホームページ
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1)ステロイド剤
2)免疫抑制剤
3)減感作療法
1)、2)に関しては、内服薬により体の中で起きている異常なアレルギー反応を抑えていく事でかゆみをコントロールしていく治療方法です。
犬のアトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド剤はとても反応しやすく治療ではよく使用されています。
しかしステロイド剤を毎日使わないとかゆみがコントロールできないような重度のアトピー性皮膚炎のワンちゃんに関しては、長期的にステロイド剤を使用し続けると副作用などで体のバランスが崩れてきてしまう可能性があります。
そのため免疫抑制剤を併用してステロイド剤を減量していくようにしていくことが治療で必要になってきます。
猫ちゃんの非ノミ非食物アレルギー性皮膚炎の治療も犬のアトピー性皮膚炎の治療と同様でステロイド剤や免疫抑制剤を使用していきます。
そして猫も犬と同様でステロイド剤の長期投与をしていくと体のバランスを崩し、糖尿病になってしまったりなど他の病気に発展する事があります。
そのためステロイド剤はあくまで短期的に使用していく事が多いです。
犬との違いとしては猫は免疫抑制剤がよく反応してくれる傾向があります。
免疫抑制剤単独でも強いかゆみを抑えてくれる事も多いため、猫のアレルギーでは治療のメインとして免疫抑制剤を使用していきます。
免疫抑制剤の具体的な治療方法については次回お話ししていきたいと思います。

ただ猫は飲み薬が大変なこと多いです。
飲み薬をどうしても飲ませられない猫ちゃんは3)の減感作療法をおすすめしています。
非ノミ非食物アレルギー性皮膚炎はまだ解明されていない病気のため、この減感作療法も研究があまり進んでいないのが現状です。
ただ実際アレルギーの検査で陽性が出ている子は治療を行うと反応してくれる事が多いです。
薬が飲めない子に関してはこの減感作療法は試す価値があると思います。
参考にしていただければ幸いです。
それでは次回、免疫抑制剤の治療方法についてお話ししたいと思います。
つづく

参考文献:アトピカ内用液新発売記念セミナー資料
アトピカ内用液新発売記念セミナーレポート


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