院長のつぶやき170 猫のアレルギー性皮膚炎の診断と治療について③

前回の続きです!

食物アレルギーは、前回お話ししたような疥癬などの感染症やノミや蚊などの典型的なアレルギーを除外した後に考えていくべきアレルギーになります。

診断方法としては犬同様に除去食試験が有効です。

除去食試験とは処方食と水だけを与えて1〜2ヶ月反応をみていきます。
猫はフードの好みが激しいため、処方食を全く食べてくれなければ除去食試験自体行う事は困難ですが、もし食べてくれれば犬よりも反応する例が多いです。

猫のアレルギー対応食はいくつかありますので、食物アレルギーを疑う際はそれらを処方し、皮膚症状が改善するかを確かめていきます。

実際の食物アレルギーだった猫の写真がセミナーレポート内にありましたのでご紹介したいと思います。

食物アレルギー 

この写真の例は、腎臓病を抱える10歳の猫ちゃんです。
治療のために腎臓用療法食を食べ始めたのですが、食べつきが悪かったため市販の缶詰と一緒に給与したら皮膚炎が左右の脇腹の所に出てきたそうです。
そのため缶詰をやめて腎臓食だけにしたところ1ヶ月ほどで皮膚炎を起こしていた所から毛が生えてきたそうです。
結果的にこの猫ちゃんは缶詰の食品にアレルギーを持っていた事になります。

これは療法食に切り替えて食物アレルギーが改善したわけではありませんが、食物アレルギーの典型例といえます。
猫は食べ物の好みが激しい子が多いです。そのため日々さまざまな食物をあげているとその中でアレルギー反応を起こしているものが隠れているのかもしれません。

参考にしていただければ幸いです。

つづく


参考文献:アトピカ内用液新発売記念セミナー資料
     アトピカ内用液新発売記念セミナーレポート



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