ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
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ネクスガード
こんにちは、樋口です
暑くなり、虫もうようよと出始めましたね
病院近隣でダニをつけてきてしまった仔も見られましたので、今日はノミダニ予防の最新情報をお伝えしたいと思います
なんとノミダニのおやつタイプが新しく発売されました
その名も"ネクスガード"
今回はメリアルジャパンさんに院内セミナーを開いていただきましたので、その内容をご紹介したいと思います
ではさっそく”ネクスガード”についてご紹介したいと思います
ネクスガードはビーフフレーバー(牛肉は不使用)のソフトタイプなので、おやつ感覚で毎月の予防ができます

嗜好性も高いようです

みなさんもご存知のフロントラインを販売しているメリアルジャパンさんから販売されているものになります
<特徴>
・投与後30分でノミの駆除を始め、8時間以内にノミを駆除します
・速やかな効果によりノミは卵を産む前に駆除することができます
・マダニを、投与後48時間以内に駆除することができます
・ノミ、マダニの駆除効果は1ヶ月間持続します
・経口剤なのでシャンプーの影響を受けません

フロントラインをつけたあとカーペットに液体をこすりつけようとしたり、24時間シャンプーができないのがちょっとという方にはオススメです。
<有効性>
下の表はノミに対する速効駆除効果確認試験の結果になります。
投与から30分後にはノミの駆除を始め、4時間後には75%、8時間後までには寄生していたノミをすべて駆除したという結果になっています。

下の表は投与あるいは人工寄生の12時間後及び24時間後のネコノミに対す有効性を示したものです。
ノミ減少率は表の通り12時間後のデータは21日目まで95%以上を示し、24時間後では36日後(ノミ人工寄生35日目)まで。ほぼ100%という結果になっています。

下の表はマダニに対する有効性の結果を示したものです。
30日目における各マダニ減少率は、フタトゲチマダニが91.9%、クリイロコイタマダニが95.1%、アミメカクマダニが97.6%、アメリカイヌカクマダニが98.5%、Ixodes属マダニが99.6%とネクスガードのマダニに対する効果の持続性が確認できます。

<注意点>
・よく噛んで摂取するように工夫して投薬することが望ましい。
→ごはんと混ぜても大丈夫ですし、そのままあげても大丈夫です。丸飲みしてしまう仔に関しては砕いてあげてください。ただ、1粒を1日2回に分けて(朝と夕で半分づつなど)は避けていただければと思います。また大きいサイズを半分にして、2頭にあげる(2頭ともSサイズだがLサイズ1つを半分にして2頭にあげるなど)のは避けてください。
・本剤投与の2時間以内に嘔吐して本剤を完全に排出した場合は、本剤を再投与すること。
→投与から2時間以上経過して、皮膚の乾燥、下痢、嗜眠及び食欲不振などの症状がみられたら、副作用の可能性があります。動物病院にご相談ください。
→再投与が心配、1日に2つもあげて大丈夫なのか。その答えは次のようになります。例えば、朝お母さんがネクスガードを1つあげたのに、お父さんがそれを知らずに夜にネクスガードをもう1つ(またはフロントライン)あげてしまっても問題はないそうです。アフォキソラネルというネクスガードの有効成分は1000mg/kgが無致死量です。臨床上の最大容量(アフォキソラネル6.3mg/kg)を基準量として、子犬に対して5倍量まで投与した際、投与に関連ある変化は認められなかったそうです。ですのでたとえ1日に2回間違えてネクスガードをあげてしまっても問題はないということでした。
そして、SFTSウイルスについての最新情報もいただけたのでご報告します。
下の日本地図はSFTSウイルスが確認された都道府県とSFTS発症患者が報告されている都道府県になります(2014年6月25日現在の情報)

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは、2011年に特定されたSFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気です。
人において、ウイルスに感染すると6日から2週間の潜伏期を経て発症します。
主な症状は、発熱と血小板減少、消化器症状、および白血球減少で、重症化すると死亡することがあります。
恐ろしい「殺人ダニ」やSFTSについての詳細をご覧になりたい方はこちらをどうぞ
フロントラインとノミ・ダニの詳細につきましては、こちらをご覧下さい
以上が院内セミナーの報告になります
ネクスガードにご興味ある方はスタッフまでお声掛けください

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病院近隣でダニをつけてきてしまった仔も見られましたので、今日はノミダニ予防の最新情報をお伝えしたいと思います

なんとノミダニのおやつタイプが新しく発売されました

その名も"ネクスガード"

今回はメリアルジャパンさんに院内セミナーを開いていただきましたので、その内容をご紹介したいと思います

ではさっそく”ネクスガード”についてご紹介したいと思います

ネクスガードはビーフフレーバー(牛肉は不使用)のソフトタイプなので、おやつ感覚で毎月の予防ができます


嗜好性も高いようです


みなさんもご存知のフロントラインを販売しているメリアルジャパンさんから販売されているものになります

<特徴>
・投与後30分でノミの駆除を始め、8時間以内にノミを駆除します
・速やかな効果によりノミは卵を産む前に駆除することができます
・マダニを、投与後48時間以内に駆除することができます
・ノミ、マダニの駆除効果は1ヶ月間持続します
・経口剤なのでシャンプーの影響を受けません

フロントラインをつけたあとカーペットに液体をこすりつけようとしたり、24時間シャンプーができないのがちょっとという方にはオススメです。
<有効性>
下の表はノミに対する速効駆除効果確認試験の結果になります。
投与から30分後にはノミの駆除を始め、4時間後には75%、8時間後までには寄生していたノミをすべて駆除したという結果になっています。

下の表は投与あるいは人工寄生の12時間後及び24時間後のネコノミに対す有効性を示したものです。
ノミ減少率は表の通り12時間後のデータは21日目まで95%以上を示し、24時間後では36日後(ノミ人工寄生35日目)まで。ほぼ100%という結果になっています。

下の表はマダニに対する有効性の結果を示したものです。
30日目における各マダニ減少率は、フタトゲチマダニが91.9%、クリイロコイタマダニが95.1%、アミメカクマダニが97.6%、アメリカイヌカクマダニが98.5%、Ixodes属マダニが99.6%とネクスガードのマダニに対する効果の持続性が確認できます。

<注意点>
・よく噛んで摂取するように工夫して投薬することが望ましい。
→ごはんと混ぜても大丈夫ですし、そのままあげても大丈夫です。丸飲みしてしまう仔に関しては砕いてあげてください。ただ、1粒を1日2回に分けて(朝と夕で半分づつなど)は避けていただければと思います。また大きいサイズを半分にして、2頭にあげる(2頭ともSサイズだがLサイズ1つを半分にして2頭にあげるなど)のは避けてください。
・本剤投与の2時間以内に嘔吐して本剤を完全に排出した場合は、本剤を再投与すること。
→投与から2時間以上経過して、皮膚の乾燥、下痢、嗜眠及び食欲不振などの症状がみられたら、副作用の可能性があります。動物病院にご相談ください。
→再投与が心配、1日に2つもあげて大丈夫なのか。その答えは次のようになります。例えば、朝お母さんがネクスガードを1つあげたのに、お父さんがそれを知らずに夜にネクスガードをもう1つ(またはフロントライン)あげてしまっても問題はないそうです。アフォキソラネルというネクスガードの有効成分は1000mg/kgが無致死量です。臨床上の最大容量(アフォキソラネル6.3mg/kg)を基準量として、子犬に対して5倍量まで投与した際、投与に関連ある変化は認められなかったそうです。ですのでたとえ1日に2回間違えてネクスガードをあげてしまっても問題はないということでした。
そして、SFTSウイルスについての最新情報もいただけたのでご報告します。
下の日本地図はSFTSウイルスが確認された都道府県とSFTS発症患者が報告されている都道府県になります(2014年6月25日現在の情報)


SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは、2011年に特定されたSFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気です。
人において、ウイルスに感染すると6日から2週間の潜伏期を経て発症します。
主な症状は、発熱と血小板減少、消化器症状、および白血球減少で、重症化すると死亡することがあります。




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