ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
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アトピーの発症要因と管理のポイント
どうも!院長です。
今回も前回に引き続きノバルティスパスートセミナー2014の報告をしたいと思います。
ノバルティスパスートセミナー2014
皮膚病セミナー
「知ってる」と「できる」は違う!?
皮膚科が得意な先生になろう!
〜かゆみをすぐゼロにすることが治療のゴールではないかもしれない〜
講師:関口麻衣子 先生
帝京科学大学 動物皮膚科研究室
生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授
このセミナーでは先生が実際診察をした症例の問診から検査、治療に至るまでの流れを飼い主様とのやりとりも含めて解説する内容でした。飼い主様への伝え方や診断の考え方など細かいポイントをお話ししていただいたのでとても勉強になりました!
このセミナーの中ではいろいろ学ぶ事も多かったのですが、今回皆様にお伝えしようと思いますのが、
アトピーの発症要因と管理のポイント
についてです。
アトピーの発症要因は主に3つの問題が関与していると言われています。
その3つとは
①生活環境の問題
②皮膚の問題
③免疫の問題
になります。
①の管理のポイントとしてはアレルゲンの予防、ストレスの予防、空調管理などがあげられます。
先生は田舎の方に引っ越せば治ってしまう子もいますと言われていましたが、現実的にはほとんどの方が引っ越しなどはできないと思いますので、空気清浄機などでの空調の管理をするぐらいしかできないかもしれません。
②の管理のポイントとしてはスキンケアや外用剤があげられます。
特にその子に合ったシャンプーができればだいぶ皮膚の状態を改善できる子もいます。
③の管理のポイントしてはお薬がメインになってきます。
具体的にはステロイド剤や免疫抑制剤などで異常な免疫を抑制する。
インターフェロン療法や減感作療法で異常な免疫を調整する。
抗ヒスタミン剤や必須脂肪酸製剤で他の治療を補助する。
事などがあげられます。
かゆみの原因や程度はその子によって違います。
その子のかゆみの原因を探り、その原因に合わせた適切な治療を行う事が私達獣医師の役割ですが、その内容を分かりやすく飼い主様に理解してもらう事も獣医師の重要な役目です。
今回のセミナーの内容を自分のものにし、これからの診療に生かしていきたいと思います。
以上、ノバルティスパスートセミナー2014の報告でした。
またセミナーに参加した際は皆様にご報告したいと思います。
過去のセミナー参加報告はこちらへ
<お知らせ>
ベイタウンペットクリニックへようこそ!
セカンドオピニオンについて
当院でのペットの健康管理について
※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
→ つぶやきのまとめ
今回も前回に引き続きノバルティスパスートセミナー2014の報告をしたいと思います。
ノバルティスパスートセミナー2014
皮膚病セミナー
「知ってる」と「できる」は違う!?
皮膚科が得意な先生になろう!
〜かゆみをすぐゼロにすることが治療のゴールではないかもしれない〜
講師:関口麻衣子 先生
帝京科学大学 動物皮膚科研究室
生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授
このセミナーでは先生が実際診察をした症例の問診から検査、治療に至るまでの流れを飼い主様とのやりとりも含めて解説する内容でした。飼い主様への伝え方や診断の考え方など細かいポイントをお話ししていただいたのでとても勉強になりました!
このセミナーの中ではいろいろ学ぶ事も多かったのですが、今回皆様にお伝えしようと思いますのが、
アトピーの発症要因と管理のポイント
についてです。
アトピーの発症要因は主に3つの問題が関与していると言われています。
その3つとは
①生活環境の問題
②皮膚の問題
③免疫の問題
になります。
①の管理のポイントとしてはアレルゲンの予防、ストレスの予防、空調管理などがあげられます。
先生は田舎の方に引っ越せば治ってしまう子もいますと言われていましたが、現実的にはほとんどの方が引っ越しなどはできないと思いますので、空気清浄機などでの空調の管理をするぐらいしかできないかもしれません。
②の管理のポイントとしてはスキンケアや外用剤があげられます。
特にその子に合ったシャンプーができればだいぶ皮膚の状態を改善できる子もいます。
③の管理のポイントしてはお薬がメインになってきます。
具体的にはステロイド剤や免疫抑制剤などで異常な免疫を抑制する。
インターフェロン療法や減感作療法で異常な免疫を調整する。
抗ヒスタミン剤や必須脂肪酸製剤で他の治療を補助する。
事などがあげられます。
かゆみの原因や程度はその子によって違います。
その子のかゆみの原因を探り、その原因に合わせた適切な治療を行う事が私達獣医師の役割ですが、その内容を分かりやすく飼い主様に理解してもらう事も獣医師の重要な役目です。
今回のセミナーの内容を自分のものにし、これからの診療に生かしていきたいと思います。
以上、ノバルティスパスートセミナー2014の報告でした。
またセミナーに参加した際は皆様にご報告したいと思います。
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