ベイタウンペットクリニックBlog
ベイタウンペットクリニックのブログです。 主に病院からのお知らせ、ちょっとしたことや日々のことなどを配信しております。
<<野良猫活動報告 2014年6月分 | ホーム | リボンちゃんのホテル日記>>
世界初!!犬アトピー性皮膚炎の次世代減感作療法ができるようになりました!!
どうも!院長です。
先日私は日本全薬工業株式会社/メリアル・ジャパン株式会社主催のセミナーに参加してきました。
アレルミューンHDM/ネクスガード発売記念講演会
「減感作療法の仕組みと飼い主への説明方法」
講師 増田健一 先生
動物アレルギー検査株式会社 代表取締役 社長
今回のセミナーは以前参加したセミナーで予告していた『減感作療法』を行うための治療薬が発売されたためその記念セミナーでした。
減感作療法のことをもう一度ご説明しますと、
減感作療法とはその子にアレルギーを引き起こす物質を低濃度の生体に反応を出させない量から体内に入れていき、徐々に高濃度にしていくことで身体に慣れさせていき、その物質にアレルギーを起こさせなくする治療方法です。
ただこの減感作療法はそもそも体にアレルギーを引き起こす物質を入れていく治療のため、副作用の心配が強かったり、頻繁に注射を打つ必要があったりとなかなか治療を行う事ができませんでした。
今回発売されたアレルミューンHDMは、いままでの減感作療法よりも安全性と有効性を高めた治療薬です。
使用する蛋白は、アトピー性皮膚炎の原因で多く認められるハウスダストマイトの中のコナヒョウヒダニから分離された蛋白抗原を不純物を取り除きより安全性を高めたもの(組換え型Derf2)を使用しています。
そしてその蛋白抗原を「プルラン」と呼ばれる多糖類の一種と組み合わせる事で有効性と安全性を高め、今までよりも安全にそして簡便に減感作療法を行う事ができるようになりました。
詳しいメカニズムや使用方法などに関して今回のセミナーではかなり分かりやすく説明してもらえたので、今後アトピー性皮膚炎に悩む子が来院した際は飼い主様に理解してもらえるように今回のセミナーを説明に生かしていきたいと思います。
先月からもうこのアレルミューンHDMは使用ができるようになっています。
もし現在いろいろアトピー性皮膚炎の治療をしてきたけどかゆみのコントロールができず困っているワンちゃんがいましたらこのアレルミューンHDMを用いた減感作療法は試す価値はあると思います。
そのようなワンちゃんがいらっしゃいましたらお気軽に当院までご相談ください。
減感作療法に関する情報ページを作りましたので、詳しくはこちらをご覧になってください。↓
減感作療法について
私はこの日仕事を終えてからセミナーに参加したため、もう一つのメインの製品であったネクスガードのパートには間に合わず詳細を聞く事はできなかったのですが、これはフロントラインの会社が新しく出したおやつタイプのノミ・マダニ駆虫薬になります。
今までのスポットタイプの駆虫薬を嫌がっていたワンちゃんにはおやつ感覚で与えられる革命的なお薬になります。
このネクスガードに関しては、来月当院で院内セミナーを行ってもらう事になっているため、その院内セミナー後に皆様にはその詳細をまたお話ししたいと思っています。
両方のお薬とも飼い主様とワンちゃんのことを考えた素晴らしい製品だと思いますので、今後私達スタッフ一同がしっかり理解した上で、適切に皆様にご提供していきたいと思います。
以上、セミナー報告でした。
またセミナーに参加した際はこのブログを通して皆様に報告したいと思います。
過去のセミナー参加報告はこちらへ
<お知らせ>
ベイタウンペットクリニックへようこそ!
セカンドオピニオンについて
当院でのペットの健康管理について
※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
→ つぶやきのまとめ
先日私は日本全薬工業株式会社/メリアル・ジャパン株式会社主催のセミナーに参加してきました。
アレルミューンHDM/ネクスガード発売記念講演会
「減感作療法の仕組みと飼い主への説明方法」
講師 増田健一 先生
動物アレルギー検査株式会社 代表取締役 社長
今回のセミナーは以前参加したセミナーで予告していた『減感作療法』を行うための治療薬が発売されたためその記念セミナーでした。
減感作療法のことをもう一度ご説明しますと、
減感作療法とはその子にアレルギーを引き起こす物質を低濃度の生体に反応を出させない量から体内に入れていき、徐々に高濃度にしていくことで身体に慣れさせていき、その物質にアレルギーを起こさせなくする治療方法です。
ただこの減感作療法はそもそも体にアレルギーを引き起こす物質を入れていく治療のため、副作用の心配が強かったり、頻繁に注射を打つ必要があったりとなかなか治療を行う事ができませんでした。
今回発売されたアレルミューンHDMは、いままでの減感作療法よりも安全性と有効性を高めた治療薬です。
使用する蛋白は、アトピー性皮膚炎の原因で多く認められるハウスダストマイトの中のコナヒョウヒダニから分離された蛋白抗原を不純物を取り除きより安全性を高めたもの(組換え型Derf2)を使用しています。
そしてその蛋白抗原を「プルラン」と呼ばれる多糖類の一種と組み合わせる事で有効性と安全性を高め、今までよりも安全にそして簡便に減感作療法を行う事ができるようになりました。
詳しいメカニズムや使用方法などに関して今回のセミナーではかなり分かりやすく説明してもらえたので、今後アトピー性皮膚炎に悩む子が来院した際は飼い主様に理解してもらえるように今回のセミナーを説明に生かしていきたいと思います。
先月からもうこのアレルミューンHDMは使用ができるようになっています。
もし現在いろいろアトピー性皮膚炎の治療をしてきたけどかゆみのコントロールができず困っているワンちゃんがいましたらこのアレルミューンHDMを用いた減感作療法は試す価値はあると思います。
そのようなワンちゃんがいらっしゃいましたらお気軽に当院までご相談ください。
減感作療法に関する情報ページを作りましたので、詳しくはこちらをご覧になってください。↓
減感作療法について
私はこの日仕事を終えてからセミナーに参加したため、もう一つのメインの製品であったネクスガードのパートには間に合わず詳細を聞く事はできなかったのですが、これはフロントラインの会社が新しく出したおやつタイプのノミ・マダニ駆虫薬になります。
今までのスポットタイプの駆虫薬を嫌がっていたワンちゃんにはおやつ感覚で与えられる革命的なお薬になります。
このネクスガードに関しては、来月当院で院内セミナーを行ってもらう事になっているため、その院内セミナー後に皆様にはその詳細をまたお話ししたいと思っています。
両方のお薬とも飼い主様とワンちゃんのことを考えた素晴らしい製品だと思いますので、今後私達スタッフ一同がしっかり理解した上で、適切に皆様にご提供していきたいと思います。
以上、セミナー報告でした。
またセミナーに参加した際はこのブログを通して皆様に報告したいと思います。
過去のセミナー参加報告はこちらへ


ベイタウンペットクリニックへようこそ!
セカンドオピニオンについて
当院でのペットの健康管理について
※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
→ つぶやきのまとめ
| ホーム |