院長のつぶやき160 猫の問題行動とストレス管理について⑭

前回の続きです!

これまで猫の問題行動とストレス管理についていろいろお話ししてきました。
しかしこのお話はあくまで人間からの視点でのお話であって、猫側からの視点ではありません。

そのため私達人間が自宅の猫の行動をみて「問題行動」だと思っていることも、猫にとっては正常な行動をしているだけのことも実際多くあります。

その事もふまえ、猫の問題行動を治していくときには

「困った行動をやめさせる」のではなく、「好ましい行動を覚えてもらう」

と考えてもらうと良いと言われています。

猫は自分の行っている行動について、人間にとって何がいい事で何が悪い事かの区別はつきません。

そのため猫の問題行動を治していくために心がけるには、まずは自宅の猫ちゃんをしっかり観察してみてください。
それがすべての基本になります。

その上で、何が猫にとって悪い刺激になっているのか?

を見極め、あとは程度にもよりますが以下のようなステップを踏んでいくと猫の問題行動を改善させる事ができると思います。

ステップ1:問題行動のきっかけとなる刺激をなるべく除去する。

ステップ2:その刺激を取り除けないときはなるべく減らす。

ステップ3:それでも落ち着かない場合は猫のより安心できる環境を作り、不安・ストレスを感じさせないようにする。


自宅の猫ちゃんの様子を観察しながら、ぜひこのステップに沿って改善させていってください。



最後に猫と仲良くするためのポイントをお話ししたいと思います。

①罰しない
罰を与えても猫には理解できず、むしろより問題行動が悪化する逆効果につながってしまいます。

②強制しない
猫の安心できる環境作りを意識して、猫が自分から行動を選択できるようにします。

③望ましい行動を強化する
ごほうびをうまく活用し、良い行動を定着させていく。



今回のシリーズでお伝えした事が皆様と自宅の猫との関係がより良くなるために少しでもお役に立てればとても嬉しく思います。

以上で猫の問題行動とストレス管理についてのお話を終わりにします。

次回からまた新たなトピックをお話ししたいと思います。

ねこののび




<参考文献>
・猫ちゃんの飼い主様向けセミナー 資料
・2013 ビルバック 猫行動学セミナー 資料
・春のヒルズ学術講演会2014 資料

<関連ブログ>
キャリーケースに入って動物病院へ健診へ行こう!


猫ちゃんの通院ストレスを軽減させるためにできること 〜はじめてのキャリーケース・トレーニング〜


猫ちゃんアンケートの質問にお答えします!   




<お知らせ>
当院について詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。↓
ベイタウンペットクリニックへようこそ!

セカンドオピニオンについて

当院でのペットの健康管理について  

※いままでの『院長のつぶやき』をご覧になりたい方はこちらへどうぞ
 → つぶやきのまとめ
関連記事
プロフィール

ベイタウンペットクリニック

Author:ベイタウンペットクリニック
ベイタウンペットクリニックです。
当院では皆様の大切な家族をサポート、飼い主様との十分なコミュニケーションをとり楽しいペットライフを提供するとともに地域密着ホームドクターを目指しています。

☆初めての方はこちらへ
☆お知らせ
☆記事まとめ
ホテルまとめ
ねこのぺーじ
セミナー参加報告
いろいろな病気の解説をしています↓
院長つぶやきまとめ
☆地域猫募金について
最新記事
カテゴリ
おすすめサイト
ツイッターやってます!

ランキング


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

blogramで人気ブログを分析
アクセスカウンター