院長のつぶやき159 猫の問題行動とストレス管理について⑬

前回の続きです!

それでは今回は栄養療法についてお話ししていきたいと思います。

2)栄養療法

これは以前のセミナー報告でもお話ししたこちらのフードになります! ↓

猫 c/dマルチケアコンフォート

c/dマルチケアコンフォート」です!

このお食事は、猫のストレスにによって起こることの多い
特発性膀胱炎の症状再発を89%減少させる
というデータがで出ています。

そして今回のテーマである猫の問題行動を改善させるために有効な栄養分が
L−トリプトファンα−カソゼピンという2つの成分になります。
それぞれ解説をしていきたいと思います。

①L-トリプトファン
L-トリプトファンは、セロトニンの前駆体となるアミノ酸で、L-トリプトファンを多く摂取することによって脳内にセロトニンを多く合成することができます。

セロトニンとは脳内の抑制性神経伝達物質と呼ばれるもので、幸福感を増加させるとともに、不安や興奮を抑制し、ストレスを減少させる働きがあります。

②α-カソゼピン
α-カソゼピンは、加水分解ミルクプロテインとも呼ばれるもので、脳内にあるGABA受容体に結合することで、気分を落ち着かせ、不安をとる効果があります。


この二つの成分により猫のストレスを軽減することができ、いままでご紹介してきた生活環境の改善に加えて、補助的にこのフードを食べさせてもらうことで問題行動をより改善しやすくなります。


猫の問題行動が改善せずに悩まれている飼い主様がいらっしゃいましたらフェロモン療法、栄養療法ともに導入しやすいものだと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

次回はついにこのシリーズの最後として
猫の問題行動とストレス管理のまとめについてお話ししたいと思います。


つづく



<参考文献>
・猫ちゃんの飼い主様向けセミナー 資料
・2013 ビルバック 猫行動学セミナー 資料
・春のヒルズ学術講演会2014 資料

<関連ブログ>
キャリーケースに入って動物病院へ健診へ行こう!


猫ちゃんの通院ストレスを軽減させるためにできること 〜はじめてのキャリーケース・トレーニング〜


猫ちゃんアンケートの質問にお答えします!   




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