院長のつぶやき155 猫の問題行動とストレス管理について⑨

前回の続きです!


2. 猫に心地よい住まいづくりにすること。

猫にとって心地よい住まいとは、

猫を引き付けるものが豊富にある環境

になります。

猫の心地よい住まいの条件には以下のものがあると言われています。↓
・安全性がある。
・複雑性がある。
・猫に典型的な習性のはけ口がある。
・目的を与えてコントロールできるようにしてあげる。
・目新しいものを常に提供する。


これに基づき、以下に生活環境に生かす具体例を挙げていきます。

2-1.爪とぎの設置
猫のひっかき行動はとても重要なもので、
・爪床の維持
・筋肉のストレッチ
・視覚的マーキング
・臭いのマーキング
など複数の機能を果たします。

そのため爪とぎ棒やパッドを生活環境に適切に設置してあげることで猫の習性としての行動を行うことができます。
爪とぎは、猫が目覚めたときに体をのばしたり、引っ掻いたりできるように猫の寝場所の近くの目につくところに設置するとより効果的です。

猫 爪とぎ 問題行動



2-2.三次元空間の提供
三次元の空間を提供することで空間の質と猫の活動性を向上させることができます。
研究によると、猫は床面よりも高い止まり木を選ぶ傾向があり、さらにその高さに問わず、滑りやすい表面よりも布張りした止まり木を好む傾向があるそうです。
そのためキャットツリーやキャットウォークがとても効果的で、特に着地する場所を布製にしてあげるとさらに猫ちゃんは好んで使用します。

※多頭飼いの場合は特に前回もお話ししたように一頭ごとのキャットタワーを用意してあげることでストレスの軽減にもつながります。

また寝床に関しても以下のような特徴が好まれる傾向になります。
・暖かく乾燥している。
・囲まれた空間が好き。
・後方から近づかれる可能性がない状態で、見張れるものを好む。

参考にしていただければ幸いです。

次回も猫にとっての心地よい住まい作りについてお話ししたいと思います。


つづく



<参考文献>
・猫ちゃんの飼い主様向けセミナー 資料
・2013 ビルバック 猫行動学セミナー 資料
・春のヒルズ学術講演会2014 資料

<関連ブログ>
キャリーケースに入って動物病院へ健診へ行こう!


猫ちゃんの通院ストレスを軽減させるためにできること 〜はじめてのキャリーケース・トレーニング〜


猫ちゃんアンケートの質問にお答えします!   





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