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狂犬病について

こんにちは!看護師の今枝です!

3月2日より今年度の狂犬病予防接種が始まりました!

そこで今回は
①狂犬病って何???
②狂犬病にかかるとどうなるの?
③狂犬病ワクチンは毎年打たなくてはいけないの?
 上の3つの事項についてお話したいと思います


まず、
『①狂犬病って何?』 についてです。

狂犬病とはわんちゃんだけではなく、、人にも移る病気(人畜共通感染症)です。
全ての哺乳類に感染し、人も動物も発症するとほぼ100%死んでしまうと言われている病気です
その中でも特に感染しやすいのがイヌ科動物です
通常、狂犬病に感染した動物に噛まれることによって感染します!

次に、
『②狂犬病にかかるとどうなるの?』 についてです。

狂犬病にかかると、症状が出るまである程度の期間(潜伏期間)があります。
狂犬病の潜伏期間は平均1~2か月です。
ウイルスの侵入部位が頭に近い程潜伏期間が短いため、大人よりも子供の方が発症が早いと言われています。

【わんちゃんの主な症状】
⒈前駆期・・・暗い所に隠れたり、異常な騒ぎ方、性格の変化と異常行動を起こします。

⒉興奮期・・・攻撃的になったり、よだれを垂らし凶暴な目つきになります。

⒊麻痺期・・・全身の麻痺症状により歩行不能、呼吸麻痺を起こします。

【人の症状】
⒈前駆期・・・発熱や頭痛、食欲不振、嘔吐、咽頭痛などの風邪に似た症状が出てきます。噛まれた部分の痛みや痒みなどの知覚症状も見られます。

⒉急性期・・・不安感や水を極端に恐れるようになる恐水症状、興奮、筋痙攣、風の動きに過敏に反応し避けるようになる仕草を示す恐風症状などが起こります。

⒊昏睡期・・・呼吸障害により亡くなってしまいます。

学生の頃に、狂犬病の勉強をした時に写真や動画を見ましたが、わんちゃんも猫ちゃんも人も顔つきがとても恐ろしく衝撃的だった事を覚えています

最後に、
『③狂犬病は毎年打たなくてはいけないの?』 についてです。

答えはYESです

狂犬病予防注射は「狂犬病予防法」において2つに義務が課せられています。

⒈ 登録の義務
わんちゃんを飼い始めた日から30日以内に飼い主様のお名前、住所、わんちゃんの所在地、種類、生年月日、毛色、性別、名前などを記入した申請書を市町村長に提出しなければなりません
生後90日以内の子犬の場合は生後90日を経過した日から30日以内。

⒉狂犬病予防注射の義務
生後91日齢以上のわんちゃんは年に1回の狂犬病接種が義務付けられています。
狂犬病接種を行うと狂犬病予防注射済証が交付されますので、こちらを市役所に提出し、注射済票を受け取らなければなりません。

当院では市役所に提出する代行手続きも行っております
その際は、毎年市から届くハガキをご持参ください


日本では、1957年以降の国内での感染はありませんが、アジアやアフリカでは今も多く発生しており、リスクはゼロではありません
愛犬を守るため、さらに自分を守るためにも毎年忘れずに狂犬病の接種を行いましょう

それでは、今枝でした

ハムスターの病気とその予防

皆さん、こんにちは
看護師の小川です

今日はゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターの病気とその予防について伝えします

非常に小型な動物であるハムスターの健康管理の一番大切なポイントはあまり長時間接触しすぎないことです。
接触すれば喜んで遊びますが、ハムスターの体力を超えた接触はストレスとなります。ただし、毎日欠かさず様子をチェックすることは重要です。それは寿命の短いハムスターでは、たった1日発見が遅れただけでも生死を分けることがあるからです。


消化器疾患の予防
食事内容を急に変えたり、青菜を食べ過ぎたりするときに下痢を起こすことがあります。また下痢は、腐敗したものを食べてしまったときや、給水器の中の微生物が繁殖してしまった時などにも起こるおそれがあるので、このようなことのないように注意が必要です。
俗に『ウェットテイル』と呼ばれる下痢症は、3~6週齢の離乳直後の幼いハムスターがかかる死亡率の高い病気です。幼いハムスターに下痢が見られたら、早期に治療しましょう。ハムスターには消化管寄生中の寄生も少なからず見られ、中には人に感染するものもあるので、検便を行った方がいいでしょう。

口腔疾患の予防
ハムスターには頬袋の異常が多く、これはゴールデンハムスターよりもジャンガリアンハムスターに多発します。
チョコレートやアメのような体温で溶けて頬袋に残るものや、頬袋内部を傷つけるようなものが入ってしまうと、炎症から大事に至ることがあるのでこれらのものは与えないようにしましょう。頬袋の脱出(頬袋外転症・頬袋脱)が見られたら、早めに治療を受けてください。ハムスターの虫歯は、不適切な人間のおやつなどを与えることが原因の大きな部分を占めていると考えられています。進行して死に至る恐れもあるので、適切な食事で予防しましょう。

皮膚疾患の予防
ハムスターにはニキビダニ(毛包虫・アラカス)症が多く、皮膚糸状菌症や細菌性皮膚炎も見られます。衛生的な環境を保ち、皮膚に傷をつけるような環境は改善しましょう。膿瘍は多くの場合咬傷からの細菌感染です。ゴールデンハムスターは複数の同居はさせるべきではなく、ジャンガリアンハムスターも折り合いの悪いもの同士を同居させることは避けましょう。またハムスターには副腎の異常が多く、これによるホルモン性皮膚炎も見られます。ホルモン性皮膚炎では完治は望めませんが、対症療法をすべきです。

泌尿生殖器疾患の予防
ハムスターの子宮蓄膿症は、中齢から高齢の個体に時として見られます。おりものが認められることや、腹部が異常に膨らむこと、食欲や元気が低下するなど、全身状態の悪化により発見されます。


このように犬や猫よりもさらに病気の発見が難しいハムスターですので、毎日の観察を心がけ気になることがあればお近くの動物病院にご相談ください


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